こんなに混んでるの!?外国人観光客であふれる成田空港に到着

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クアラルンプール発ANA便(NH816)で成田空港に降り立った途端、想像以上の混雑ぶりに圧倒されました。海外から日本に戻る経験は何度もあるのに、今回ほど「海外の方が本当に増えたな」と強く感じたのは初めてかもしれません。インバウンド需要が急速に高まっている証拠とはいえ、空港や交通機関がそのペースに追いついていない印象があり、やや戸惑いを覚えました。ラウンジや機内でリラックスしていたフライト時間から一転、日本の熱気と混雑が一気に押し寄せたような感覚です。ここでは、そんな帰国時の状況や感じたことをレポートしていきます。

成田空港の混雑に驚き

まばらな日本人、圧倒的に多い外国人観光客

入国審査を受けるために到着ロビーへ向かうと、まず目に飛び込んできたのは外国人観光客の波。ANAのクアラルンプール便から降りた乗客の半数近くは、乗り継ぎゲートへと足早に去っていきましたが、それでも入国エリアにはさらに多くの海外の人が列をなしていました。もともと日本人が少ないフライトだったうえ、到着ロビーを見渡してもほとんどが外国人という光景には正直驚きました。

外国人向けの入国審査列は長蛇の列。日本人の私は自動化ゲートを使ってすぐに手続きを終えましたが、もし逆の立場だったら、到着早々あれほどの行列を見て「うんざりするだろうな」と感じずにはいられません。インバウンドの勢いを歓迎する一方で、空港スタッフやシステムの拡充が追いついていないように思えました。

到着ロビーも大混雑

荷物を受け取って到着ロビーに出ても、人が多すぎて落ち着けるスペースがほとんどありません。帰国の安堵感よりも、「なんだ、この混雑は……」という気持ちが先に立ちます。海外の空港では、観光客向けに誘導路がしっかり確保されているケースが多いのですが、成田では人波に紛れて案内看板も分かりにくくなっているように感じました。今後も増え続ける訪日観光客をスムーズに導くための仕組みが、急務なのではないかと痛感します。

スーツケース配送サービスで身軽に

思わぬクレジットカード特典を発見

到着ロビーから駅方面へ向かう途中、「このスーツケースを抱えて混んだ電車に乗るのは気が重いな……」と思ったのがきっかけで、空港から自宅への荷物配送サービスを利用することにしました。ANAが主体となるターミナル1の国内線乗り場付近にある、赤い看板のJAL ABCカウンターを訪れると、私が持っているクレジットカードの特典で、スーツケースを無料配送できると判明。思いがけず嬉しい情報に、小躍りしたくなる気分でした。

毎回駅の階段でスーツケースを持ち上げ、混雑した車内で隙間を探すのに苦労していた自分がもっと早くこのサービスを使っていれば……と本気で思います。自宅から空港までの往復配送が無料になるプランもあるらしく、今後インドネシアやほかの国への出張の際にも活躍しそうです。

重い荷物から解放される幸せ

スーツケースを預ければ、列車への乗り換えが一気に楽になります。電車の中でも荷物を置く場所に困らず、混雑した車内で他の乗客の邪魔にならずに済むのも大きなメリットです。インバウンド需要がさらに高まれば空港や電車の混雑は当面続くでしょうし、こうしたサービスを利用して少しでもストレスを軽減することが、これからの旅の鍵になると感じました。

混雑するアクセス特急と日本の将来

スカイライナー満席でアクセス特急へ

空港から都心への移動にはスカイライナーを使う予定でしたが、満席というアナウンスを聞いて断念。しかたなくアクセス特急に乗り込むと、ここにも行き場を失った外国人観光客たちが押し寄せており、大きなスーツケースが床に転がって混雑に拍車をかけていました。周囲の様子を見ていると、スーツケースを預けたのはやはり正解だったと改めて感じます。

これ以上の増発は難しい?

京成電鉄の設備上、これ以上本数を増やすのは難しいと聞きます。もし今後もインバウンド客が急増するなら、ただでさえ混雑している車内が限界を迎えてしまうのではないかと不安になります。観光立国としての日本を目指すのであれば、空港と都心を結ぶ鉄道やバス、さらに空港自体のキャパシティをどう拡充していくのか?先送りできない課題だと思えてなりません。

混雑から解放、そして一息

新鎌ヶ谷で乗り換え、アーバンパークラインへ

アクセス特急で移動し、新鎌ヶ谷駅で東武アーバンパークラインへ乗り継ぐと、混雑もぐっと緩和されて一安心。都心部や主要観光地に比べると人の流れが少ないため、ようやく落ち着いて呼吸ができる気分になります。

柏でのコーヒータイム

常磐線特急への乗り換え時間があった柏駅では、構内のカフェに立ち寄ってコーヒーを一杯。久々の日本の味わいにホッとすると同時に、「慌ただしい帰国だったけれど、ようやく落ち着けそうだな」としみじみ感じました。たまの帰国だからこそ、日本の美点だけでなく、こうした課題や変化も含めてしっかり目に焼き付けておきたいと思います。

まとめ

クアラルンプール便から降機した時点で日本人が少ないのは感じていましたが、成田空港全体を見渡すと、外国人観光客の数はかつてないほどに増えているようでした。インバウンドが本格的に戻ってきている一方、空港や交通機関の混雑に見合った受け入れ体制が整っているかというと、まだまだ改善の余地があるように思えます。

今回スーツケース配送サービスを利用して正解だったのはもちろん、混雑した電車の中で「どうやって荷物を置こうか」と悩む必要がないという解放感が何よりも嬉しかったです。短い日本滞在となりますが、今後もこうした便利なサービスを活用しながら、限られた時間で春の日本を楽しんでいきたいと思います。

 

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