【インドネシア渡航】バリ島クタでサンバルメインのナシ・テンポンを食べる
バリ島に朝早く到着しホテルもアーリーチェックインできました。マカッサルを出発する時から何も食べずにバリ島まで移動しましたので、お腹も空いてきました。ホテル近くのレストランを探していると、サンバルメインのナシ・テンポン屋さんを発見したので訪問してみる事にしました。
ナシ・テンポンとは
ナシ・テンポン(Nasi Tempon)は、バリ島に一番近いジャワ島バニュワンギの料理です。ごはんとメイン(肉や魚の揚げ料理)にテンペ、野菜が添えられた料理です。ご飯の周りにおかずが添えられているナシ・チャンプルそのものですが、特徴的なのは、とにかく辛い特製のサンバルがつくことです。テンポン(Tempon)とはインドネシア語で「平手打ち」を意味するそうで、ピリッとした辛さが顔を叩かれたような感覚になることから名付けられました。
インドネシア各地に色々なサンバルがありますが、サンバル好きがナシ・テンポンのサンバルを食べるために来るという店になります。
今回訪問したナシ・テンポン・インドラ(Nasi Tempon Indra)はバリ島で数店舗展開しているチェーン店で、一番大きな店舗がデウィスリ通りにあります。サンバル愛好家のメッカとなっているお店です。ハラール料理店なのでムスリムの方も訪問できるお店となります。
大量のサンバル
まだ開店したばかりで数名しかお客さんがいませんでしたが、テーブルが数え切れないほどあるので、数百人が一度で食べることができる超大型店となります。
店先にはおかずがのった皿がいくつも並べられ、ご飯と熱々に揚げた鶏肉や魚を追加するだけで完成するファストフードです。
この店のメインであるテンポンのサンバルが大量に作られていて、昼食に大勢来店しても対応できるように準備しています。
テーブルについてメニューを見て何が良いか迷った時は、メニューの一番上に書いてあるのが間違いないということで、ナシ・テンポン・アヤムをお願いしました。
衝撃の辛さ
しばらく待つと、きれいに盛られたナシ・テンポンが到着です。
ご飯に揚げた鶏肉とテンペ、ボイルされた野菜(きゅうり、なす、青野菜、冬瓜)、揚げた小魚が綺麗に並べられています。小皿に入ったサンバルが今回の主役です。サンバルをつけながら食べる事を前提に調理されているので、揚げた鶏肉、茹でた野菜などは味がほとんどありません。そのまま食べると素材そのもの味しかしませんが特製の激辛サンバルつけると、頬が叩かれたように口の中に辛さが充満します。なるほど、素材を薄味にしている理由がわかりました。この主役の激辛サンバルのためにご飯とおかずがサブで存在するというナシ・テンポンの意味を理解することができます。サンバルを食べる度にテンポン、テンポンと顔を叩かれる衝撃が走ります。
揚げた小魚だけが、塩辛くアクセントになりサンバルの箸休め的な存在となっています。バリ島なので、ビールがあるのではと店員に聞いたら、ハラール店なのでビールはありませんときっぱり言われてしまいました。テンポンのサンバルとビールの組み合わせは最高なのにと思いながら、無糖のアイスティで我慢します。
お会計の前には、お土産でテンポンのサンバルが購入できるようで、回転式のケースの中でサンバルが廻っているのは、なかなかシュールでおもしろかったです。辛いので汗だくになりながら食べるナシ・テンポンですので、バリに来たら一度は訪れたい名店です。特にスパイシーな料理が好きな方なら、きっと満足していただけるはずです。
ナシ・テンポン・インドラのお店はこちら
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