【インドネシア】イスラムの国のクリスマス
インドネシア・マカッサルでクリスマスを迎えています。街はいたるところでクリスマスツリーなどの飾りつけが行われ、サンタの恰好をした従業員が接客をしているところが、違和感たっぷりですが、日本同様に宗教関係なくクリスマスの行事自体を楽しむ姿が多くなります。本日は、イスラムの国インドネシアでのクリスマスについてご紹介します。
インドネシアではナタル
クリスマスはキリスト教徒がイエスの生誕を祝う行事ですが、インドネシアではキリスト教徒は1割ほどしかおらず、クリスマスは無いと思われがちですが、インドネシア人はクリスマスが大好きです。
インドネシアではポルトガル語でクリスマスを意味するナタル (Natal) と呼ばれていて毎年12月25日は国民の祝日となっています。
雪ならぬ雨のクリスマス
12月、インドネシアはほとんどの地域が雨期になっています。インドネシアは毎日のように雨が降り、ときには洪水となって人々を困らせますが、雪はもちろん常夏の国ですので見る事はありませんが、クリスマスツリーはしっかり雪化粧となっています。
アザーンとクリスマスソング
クリスマスの時期は、レストランやショッピングモールなどでは店内にクリスマスソングが流れています。その途中にイスラム教のお祈りの合図であるアザーンが流れます。このミスマッチがなんとも言えない雰囲気を醸し出し違和感しかないのですが、インドネシア人は当たり前ですが全然気にしないようです。
イスラム教徒でも宗教は関係なくクリスマスの雰囲気は好きなのでしょうね。
ケーキに祝クリスマスを拒否
インドネシアでの宗教上でイスラム教徒がキリストのイベントを盛り上げすぎているのを疑問視しているところもあるようで、2017年マカッサルのケーキ店「Chocolicious Indonesia」が「メリークリスマス (selamat Natal)」とケーキに書くことを拒否したことが、大きな議論を呼びました。
ムスリムでない人たちの信仰は尊重すべきだが、ムスリムが他の宗教に属しているかのように振る舞うのは許されないという宗教的見解が出されています。
大きなトラブルがないようにクリスマスを楽しんでもらいたいですね。
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