インドネシア最北端の国境の島であるナトゥナ諸島。おそらく日本人ではあまり訪問した人はいないと思われる手付かずの自然が残るナトゥナ諸島の魅力について数回に渡りシリーズでお伝えします。
ナトゥナ諸島は、南シナ海の西側にあるリアウ諸島のインドネシア最北端の国境の島です。 シンガポールとマレーシア半島とボルネオ島の間に位置しています。
ナトゥナ諸島は272の群島で構成されていて、カリマンタン島(ボルネオ島)の北西端から北西に300 km、シンガポールから北約450kmの地点にあります。
ナトゥナ諸島は南シナ海の一部になります。
ナトゥナ諸島で最大の島は、大ナトゥナ島(ブングラン島)です。
ナトゥナ諸島自体は3つのグループに分けられます。
ラウト島(Pulau Laut)、2つの小さな島、いくつかの隣接する島とリーフで構成され、大ナトゥナ島の北西約50 kmにあります。
大ナトゥナ島はナトゥナ諸島では一番大きく、人口の大部分がこの島に住んでおり、行政の中心となります。空港もありますので、ナトゥナへ諸島の玄関口となります。
大ナトゥナ島の南東に位置し、2つの島のグループで構成されており、スビ(Subi)諸島とカリマンタンの海岸に近いセラサン島(Serasan)になります。
ナトゥナでは、穏やかな白い砂浜から巨大な岩が広がる景色、透明な海の下にはカラフルなサンゴ礁が見え、シュノーケリングとダイビングなどが楽しめます。
ナトゥナ諸島の人口は、90000人(2019年)ほどです。住んでいる人のほとんどは、漁民か政府関係者ばかりです。
ナトゥナ諸島の中心となる島が、大ナトゥナ島です。別名ブングラン島または、単にナトゥナとも呼ばれます。
ナトゥナ行政の中心はラナイです。空港、宿泊施設、レストランが集まっており、ナトゥナを訪れる時は、必ず立ち寄る場所となります。
島自体は、砂浜と美しい透明な海に囲まれています。海岸線には揺れるヤシの木があり、しかも観光客はほとんどいませんので、海岸はすべてプライベートビーチのような雰囲気です。これらの美しいビーチの中には、ウミガメが卵を産む場所もあります。
とにかく自然が手付かずで残っている最後の楽園ともいえる島です。
次回は、ナトゥナ島へのアクセス方法をお伝えします。