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(第2回)ナトゥナ島へのアクセスは大変です

ナトゥナ島への行き方について解説します。実際のアクセスはなかなか大変です。

ナトゥナ空港

ナトゥナ空港は、大ナトゥナ島のラナイという中心の町にあります。
ジョコ・ウィドド大統領が2016年10月6日に新しい旅客ターミナルを開設しました。
ホテルやレストランがある中心街に近い場所に空港がありますので、車で5分程度でラナイの中心に到着できるので便利です。

ナトゥナ島に行くには、今のところバタム島のハン・ナディム空港からしか飛行機が飛んでいません。
ジャカルタから飛行機でバタムに移動するか、シンガポール経由で船に乗りバタム島に移動します。
日本から行く場合は、シンガポール経由が便利です。

記事:シンガポールからインドネシアへ行こう!

を参考にしてください

飛行スケジュール

ナトゥナ島へ行く飛行機は、
ライオングループのウイングエア(Wings Air)のプロペラ機か
ガルーダグループのスリウィジャヤエア(Sriwijaya Air)のジェット機かを
選ぶようになります。

ウイングエアは月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日に週に5便運航しており、時間は、
バタム空港発8:30 IW1270便 ナトゥナ空港着10:10
ナトゥナ空港発10:30 TW1271便 バタム空港着12:10 

約1時間40分のフライトで機種はATR-72というプロペラ機になります。
プロペラ機と言っても、ATR機は最新機種ですので、非常に安定感があります。

一方、スリウェジャヤエアは、月曜日、水曜日、土曜日に週に3便運航しており、時間は
バタム空港発9:20 SJ-036便 ナトゥナ空港着10:35
ナトゥナ空港発11:15 SJ037便 バタム空港着12:25となります。
こちらの便は、ボーイング737-500のジェット機になります。飛行時間は1時間15分となります。

バタム空港とナトゥナ空港の距離は、352マイル(567Km)ですが、スリウェジャヤエアのジェット機の方が25分ほど早く飛べるようです。

スリウィジャヤエアの飛行機は、
ジャカルタ発7:10 SJ032 バタム着8:50 
バタム発13:05 SJ033 ジャカルタ着14:50 と同じ機材を使用しますので、ジャカルタ⇔バタム⇔ナトゥナの便としても乗り継ぎが可能です。

ウイングエアもスリウィジャヤエアも午前中の早い段階でバタムを出発し、ナトゥナ空港で急いで乗客と荷物の入れ替えを行い、バタムに戻ってしまうスケジュールです。

月、水、土曜日に関しては、2便あるので、どちらかを選べますが、

火、木、金はウイングエアの1便しかないですし、
日曜日は就航していないので、ナトゥナ島への渡航は不可能となります。

欠航・遅延に注意です!

プロペラ機の場合は、気象状況によって欠航が多いです。
特に風に弱いのです。
ナトゥナ諸島付近は、風が強く高い頻度で、遅延や欠航が起きます。
もちろん、ボーイングのジェット機であるスリウェジャヤエアも同じように欠航のリスクがないわけではありません。
便数が少ないため振替等がきかなく、場合によってはナトゥナ島で足止めという可能性もあります。
欠航や遅延でスケジュール調整が必要になりますので注意が必要です。
スケジュールに余裕がないと厳しい面があります。
欠航や遅延に備え、バタムでの飛行機の乗換には、ウイングエア⇔ライオンエア、スリウィジャヤエア同士と、同じ系列の会社にしておくと無難です。

飛行機代はどれくらい?

日によって若干価格が違いますが、バタム⇔ナトゥナの片道航空運賃は
ウイングエアが、1079900ルピア(8300円)、
スリウィジャヤエアが1196200ルピア(9200円)
と同じ様な価格設定になっています。

荷物代金には注意です!

ウイングエアは、荷物代が別途必要です。

ウイングエアは7Kgまでの手荷物は無料ですが、預け荷物代が別途必要です。
航空券と同時の事前購入で5Kg毎に125000ルピア、20Kg500000ルピア(3800円)が追加で必要です。

お土産を買ったりして事前購入よりも荷物が超過した時や、荷物代を事前購入していなかった時は、当日空港のカウンターで支払います。
その時の料金は、なんと1Kg毎に44000Rp、20Kgで880000ルピア(6800円)も支払が必要ですので注意が必要です。

一方で、スリウィジャヤエアは、預け荷物20Kgまでは航空賃に含まれています。

ナトゥナに行く際は、週3便しかありませんが、スリウィジャヤエアのスケジュールにあわせて渡航することをおすすめします。

ナトゥナ空港はインドネシアの空軍基地

インドネシアの最北端を位置しており、

南シナ海の南沙諸島にも近く、国境警備にも力が入っている場所です。

ナトゥナ諸島がインドネシアとして重要な拠点であることは、次回説明したいと思います。

まとめ

非常にアクセスが難しく、

毎回渡航するたびに欠航や遅延にひやひや悩まされながらも、

ナトゥナ島は、まだまだ手付かずの自然が残っており

まだ観光地化されていないことが大きな魅力のひとつとなっています。

アクセスが不便だからこそ訪れた時の感動が大きくなると思います。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。