バリ島西部地区で最も大きな街である「ヌガラ」に行くことになりました。一度も訪問したことがない「ヌガラ」に日本の方が住んでいると知ったのは1週間前。そして「ヌガラ」行きをその場で決めて会いに行くことにしました。
バリ島の西部地区で最も大きな町「ヌガラ」はジュンプラナ県の県庁所在地で、人口は約10万人となります。
デンパサール空港から100Km以上離れており、車で3時間以上の距離にあるのどかな田園風景の広がる農村地帯のようです。ヌガラの街の目抜き通りは南部と西部を結んでいるナクラ通りと、それに並行して町なかを東西に走っているングラ・ライ通り。数軒のホテルがこの2本の通りに沿って点在しているがこれといって見どころはないとのこと。色々調べてみると、デュッカル(馬車)が交通機関で、ムクプンと言われる水牛レースが行われる季節になると多くの見物客が訪れるという素朴な街です。
海に近いので観光リゾート化されていると思ったら、隠れサーフスポットで有名なムデウィ(Pantai Medewi)ビーチリゾートへはデンパサールから車で約2時間ちょっとかかるので、ムデウィよりさらに40分西に向かうヌガラ地域までのビーチは、デンパサールから遠すぎて開発はまだのようです。ヌガラからさらに北に1時間ほど行くと、スキューバダイビングスポットのムンジャガンMenjanganリゾートにも行けるそうです。
ヌガラははバリ島にある数多くのビーチの中でも、観光開発化されていない手つかずの自然が残っている海岸地域があったとは驚きであり、バリ島もそう考えると意外と広いのだと感じます。
バリに行くことだけは決まっていましたが、ヌガラは何処にあるのかさえ知らないのでまず地図で位置を把握して、バリ人のスタッフに行き方を伝授してもらおうとお願いしました。どうやらデンパサールからバニュワンギを経由してジャカルタ行きのバスがあるらしく、途中ヌガラを通過するので途中で降ろしてもらえば良いとの無謀なアドバイスをもらいました。
確かにそんな事はできるのかも知れないが、バリ人スタッフも経験したことが無い事を日本人にできる訳がなく、バスの乗り場を探して交渉し、時間通りに出発するのかどうかなど考えると不確定要素たっぷりなので、多少値段が高くてもタクシーで行くことが時間も読めて正確だということになりました。車で行くことになればバリ島に到着してから手配しても間に合うので、会いに行く日本人の方に14時頃に到着できそうとの事だけ伝えておきました。
デンパサール空港から南へ下ったウルワツに前泊しているためヌガラまでは120Km、3時間30分かかるとアプリが知らせてきました。14時に到着するためには10時半には出発する必要があります。
宿泊していた、ビンギンロッジでアメリカンブレックファストを食べて出発の準備をします。ヌガラまで連れて行ってくれるドライバー見つかるのかと思いながらGRABタクシーアプリを操作していたら、ようやくマッチング、10時20分にロッジに到着するとの連絡があります。ヌガラまで長距離で長時間同じ空間にいるので、運転がうまい人がいいなと思っていたら、若めのサーファーぽいバリ人でノリが良さそうなドライバーでした。
長時間よろしくお願いしますと言いながらウルワツを10時20分に出発しました。ヌガラまで長丁場ですが、楽しく移動していきたと思います。