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インドネシアの大晦日

2023年も残すところわずか。日本とは異なる独特の風習を持つインドネシアでは、大晦日はどのように迎えられるのでしょうか。ここでは、日本の年末年始の静かな家庭の風景とは対照的な、活気に満ちたインドネシアの大晦日に焦点を当てます。

年末年始の過ごし方

インドネシアでは、年末年始は概ね一週間の長い休みとなります。この期間、多くの人々が故郷へ帰省するのは日本と同様ですが、特別な料理やお年玉の習慣はありません。商店も通常通り営業し、日常と変わらない風景が広がります。気温も暑く、半袖で過ごしているため、日本人にとってはお正月感が少ないかもしれません。

家族と共に迎える大晦日

多くのインドネシア人にとって大晦日は、家族や友人と共に過ごす時間です。大晦日にはバーベキューを行い、家族で団欒しながら新年を迎えます。両親や祖父母の家に集まり、魚やチキン、ソーセージなどを焼いて楽しみます。子供たちは庭で花火をしながら遊びます。また、屋台が夜遅くまで開き、子供たちは光るカチューシャを付け、おもちゃのラッパを吹き鳴らしながら歩きます。

花火が打ち上がる

大晦日と言えばやはり花火!いつの頃からか大晦日には花火が定番になりました。あちこちで花火が一斉に打ち上がり、盛り上がりは最高潮を迎えます。新年を迎える時には、トランペットを吹いてお祝いをします。日付が変わる2時間くらい前から、街の至るところで花火が打ち上がり始めます。花火といっても、ホテルや自治体が打ち上げ花火を用意しているわけではありません。市民が屋台で購入し、自分たちで打ち上げます。夕方から花火を打ち上げ始める人たちが増え、夜が深まるにつれその数は増し、0:00には最高潮を迎えます。

地域による異なる新年の迎え方

インドネシアでは、日本のように年末年始が特別視されるわけではなく、宗教行事による休日が重要です。イスラム教徒が多数を占める国では、年末年始よりもレバラン休暇が重要とされます。インドネシアのバリ島では、バリ・ヒンドゥー教の新年である「ニュピ」が祝われます。このように、インドネシアの各地域では異なる宗教的背景に基づく新年の祝い方が存在します。

まとめ

インドネシアの年末年始は、日本ほど特別な習慣はありませんが、家族との絆を大切にする風習があります。日本とは全く異なる雰囲気の中で迎える年越しは、新鮮で刺激的な体験になるでしょう。静かで神聖な日本の新年とは違った、活動的なインドネシアのお正月を体験してみてはいかがでしょうか。皆様におかれましては、よい年末年始をお過ごしいただき、そして素晴らしい2024年をお迎えください!

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。