インドネシアの新型コロナ新規感染者は、11月8日は244人となり2020年4月の感染初期の段階まで低下しました。10月15日以降新規感染者の1,000人未満が続いており、25日間連続となっています。インドネシアではまだ未発見と言われている感染力が強いデルタプラス(AY・4・2)株の水際対策を強化しつつあるようです。
10月15日から新規感染者数は、3桁となり継続して低下しています。
ワクチン接種も進み、1回目接種は1億2,500万回、2回目は7,900万回と2億回を超えました。2021年末までに合計3億回接種を目標に接種を継続しています。
ジャワ島・バリ島以外の地域の活動制限について、インドネシア政府は11月9日から22日まで2週間延長することを決定しました。
現在、マカッサル市についてはレベル2となっている状態ですが、街の中心を歩いていると世の中はコロナが終了したと思わせる位活気があり、モールやスーパーマーケットでは買い物を楽しむ人でごった返しており、レストランも75%定員以内など本当に守られているのか疑問に思うほど、通常営業になっています。買い物客の動向を見ているだけでも、消費はかなり回復しているように思えます。
今年7月頃から英国でデルタ株の亜種が発見され、夏から秋にかけて再度欧米を中心に世界で再度感染が拡大しているデルタプラス(AY・4・2)株が猛威を振るっています。デルタプラス株は、旧来のデルタ株のよりも15%感染力が高いと言われています。
現在のところインドネシア国内では、発見されていないようですが、マレーシアでは発見されているため、国境地域では水際対策を強化しています。現在インドネシアに入国するためには、空港が5か所、海路では6つの港、陸上国境は8つの関門を必ず通る必要があり、厳重に管理されているとのことです。
日本も新規感染者は100人台まで低下しており、急激に感染縮小という意味からは両国の感染者推移が非常に良く似ています。
インドネシアの活動制限やワクチン接種が功を奏しているのか、感染者は一時の拡大をかんがえると急激に減少しています。日本人もインドネシア人と共通する何かが感染減少する抑えとなっているのでしょうか。良くわかりませんが、このまま減少したままで、抑え込みに成功してもらいたいですね。