2021年は年頭から日本では緊急事態宣言が発令され、外国人の入国規制もあり、海外出張にも行けない状態が続いています。海外とのビジネスがスローダウンするかもしれないと言われているなか、状況は日々変化しています。
急激な変化によって、海外展開ができずに困る企業が増えています。確実に予測できるのは、新型コロナウィルスの影響がしばらく続くということです。この様な状況下で海外ビジネスをするには、何をしたら良いのでしょうか。
結論は、変化の中にチャンスを見出すこと、トライ&エラーを繰り返すことです。つまり「変化=チャンス」と捉え、まずやってみることです。
変化は世界共通で起きています。この1年で国際情勢が大きく変化しました。販路開拓のやり方も激変しました。これまで以上に、人と人のつながりの重要性が高まっています。
海外のネットワークを強化して、信頼できるパートーナーをつくり、現地へ渡航しなくても市場調査や販路開拓ができる仕組みづくりをする事が大事となってきます。
海外の情報もYouTubeなどで簡単に入手できます。海外に行かなくても、オンラインでかなり情報を得られるようになりました。これも「変化」です。現地のニーズを明確につかめることで、さらにニッチな分野へ特化して提案することができ、クライアントの戦略とあってきて成果につながる可能性が高くなります。
なぜなら、「変化=チャンス」を捉えることで、やるべきことが明確で、たくさんあることに気がつくはずです。
海外とのオンライン商談がニューノーマルになり、商談がスムーズに行える環境になってきています。オンラインツールが使えるかどうかで、かなりの差がついてしまいます。これまでは展示会などで会ってから商談する、というのが、まずはオンラインからの商談へと変化しています。
オンラインの商談では、相手の反応から学び、提案内容、ターゲットを素早く変えて次の商談をします。これを繰り返していくことで、営業の精度が上がっていきます。そうする事で信頼関係が高まります。また、英語のサイトや動画で自社の商品紹介することで相手の関心が高まりますので、自社ホームページの重要性はより高くなるでしょう。
今、世界中で起きている変化は、同じ方向を向いています。こういう時こそ中長期的な視点でビジネスを考えるべきです。短期的な変化は日々変わります。予測することは困難ですが、中長期的な傾向であれば、少し考えれば予測できます。
こんな状況だからこそ、組織のリーダーは中長期的な予測を立て、勝負の時に備え、軌道修正すべきではないでしょうか?あらゆる業界で、サプライチェーンの変化が一気に起こります。また、他のアジア諸国にサプライチェーンの分散を検討すべきでしょう。
最新の国際情勢の動きをみて、海外への販路開拓を考える必要があります。世の中の現状は厳しいですが、中長期に視野を広げてみるのはいかがでしょうか。