【インドネシア】ジャカルタで車のナンバー奇数偶数規制がスタート
インドネシアのジャカルタ特別州は、本日8月12日から車のナンバープレートの末尾の奇数・偶数による通行規制を主要8区間で開始すると発表がありました。同時に100箇所で実施されていた道路封鎖を解除し、移動制限が一部緩和となりました。
実施される8区間
実施されるのは、北ジャカルタのコタ駅から南ジャカルタのスナヤンロータリーまでのメイン通りと、ガトットスブロト通りを含めた8区間となります。
- ピントゥブサールスラタン通りJalan Pintu Besar Selatan
- ガチャマダ通りJalan Gajah Mada
- ハヤムウルク通りJalan Hayam Wuruk
- マジャパヒト通りJalan Majapahit
- メダン・ムルディカバラット通りJalan Merdeka Barat
- タムリン通りJalan MH Thanrin
- スディルマン通りJalan Sudirman
- ガトットスブロト通りJalan Gatot Subroto
タクシーを含む公共交通機関やバイクなどは対象外となります。
期間は
本日8月12日からPPKM終了予定の16日まで
時間は朝6:00から20:00まで
今回の8区間で市民の移動を抑制することに効果がある場合は、他の道路にも拡張する可能性があるそうです。
奇数偶数で規制するのは疑問
ジャカルタ市内では増えすぎた車両の通行を減らすために、以前から奇数・偶数の交通規制をしていましたが、混雑を制御する方策として再度実施に踏み込んだ背景には、いくらチェックポイントを設定しても、迂回路を使用して回避してしまうので、以前から行っている奇数偶数番号で自動車を制御する方法に落ち着いたのではないでしょうか。
ジャカルタでは公共交通が発達していないので、人々の移動はどうしても自動車が主体となっているため、奇数偶数で通行を規制しても、富裕層は奇数偶数の2つの車両を用意していつでも通行可能にしています。
インドネシアでも最近、日本の首都高速でも行われた、ロードプライシングなどの政策で通行料金を徴収して交通量を抑制するなど検討の余地があるのではないかと思います。
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