OYOは、アジアを中心に展開し欧米にも進出して、いまでは世界6位に急成長しているインド発のホテルチェーン。世界の旅行者がサービス品質を保ち、手頃な価格で利用できるようにするフランチャイズ方式の展開で客室数を拡大してきた。
OYOは、2012年に設立されたインドのベンチャー企業で、提供客室数ベースで110万室と世界第2位と業界では知られた存在であるが、いまのところインド、中国などが主な市場。
代表のRitesh Agarwal氏はまだ20代。大学中退後にわずかな予算でインド各地を旅行した時の経験を踏まえ、19歳にしてOYOを設立した。同氏は旅をする中で宿泊施設の質が担保されていないと気付き、旅行者が安心して利用できるためのオンラインサービスを考えたという。
テクノロジー活用を全面に活かした経営やホスピタリティも注目を集めている。
需要と供給に応じた変動価格や予約システムなど、ホテル経営者向けの機能や価値を提供し、適正な価格設定や人手不足の解消を強みとしている。OYOが持つ先進的なテクノロジーとビジネスモデルが世界中の旅行者に新しい宿泊体験を提供するとしている。
OYOは主としてエコノミーホテルをターゲットとし、オーナーと直接パートナー契約を締結することからスタートする。まず、マニュアルにより既存の客室を短期でリニューアル(一部OYOが費用負担)。アップグレードに際してはリネン、アメニティ、その他設備など基準が設けられ、備品や従業員サービスの標準化を図る。
また、ホテルの管理システムやサイトコントローラー(宿泊予約サイトで予約状況を一元管理できるオンラインシステム)といったオールインワンのシステムを無償提供。AIによる需給予測データに基づく料金設定や口コミの管理なども含め、予約・稼働率の向上を目指す。
OYOはこのようなサービス提供モデルを“パートナー方式”と呼び、コンサルティングも強みとし「OYOキャプテン」と呼ばれる担当者が売上を伸ばすためのサポートをするという。
オーナーとパートナーシップを組み提供するサービスを活用させつつ、施設の経営基盤を構築していこうという姿勢である。
OYOの打ち出す“パートナー方式”は、施設を所有しないことが大きな特色。
運営主体はあくまでもオーナーであるが、OYOが改修費用の一部負担や最低売上保証をするという点は特筆すべきであろう。看板と受付に“OYO”を掲げることをはじめ、OYOのマニュアルに沿った運営がなされていく。
一方でオーナーは売り上げから一定のパーセンテージでOYOへ手数料を支払う。
スカルノハッタ空港からOYOレジデンスまでの道のりが不安だったが、ブルーバードタクシーの運転手はめずらしくスマホ携帯で道確認してスムーズにOYOまで到着した。
OYOレジデンスの受付が、若い女子2名とおばあちゃん、後ろに子供が寝ている。
アットホームな感じで会話しながらチェックインを行い部屋の鍵を渡された。
部屋が2階で荷物を上げてもらい、WiFi設定を手伝ってしてくれ親切に対応してくれた。
部屋に到着後荷物を入れ部屋の確認を行う。
真ん中にベットがあり、大きなクローゼットとシャワートイレがついている。
窓は丁度道に向かってある部屋で十分明るい。
薄暗く虫がいるのかと思いきや、清潔に掃除が行き届いており、
シャワーも熱々のお湯が出たので、一安心した。1泊1000円程度と考えると十分納得がいく。
OYO近くのジャカルタ滞在の日本人は知らない人がいない、俺の餃子(Super Suikiaw)で食事。俺の餃子が近いのでここのOYOにした理由である。
その後OYOに戻りすぐに熟睡してしまった。
古いながらもOYOにリニューアルしており、初めての地で安宿を探す場合に、安心感はある。なかなかビジネスホテルの価格が出せない若者旅行者にとって、最低限の清潔な空間と宿泊が確保されることは、旅へのハードルを下げる効果はあると感じた。
OYO 383 Env Residence 1泊135,000RP(約1080円)