夜遅くに到着したパダンバイのOK ダイバーズ リゾートで目を覚まし、まず気になるのは天気。まだ雨季が完全に終わったわけではなく、曇っていたり雨が降ったりする可能性もあったため、期待せずにカーテンを開けました。しかし、目に飛び込んできたのは、雲の切れ間から覗く美しい朝焼け。これは見逃せない!と、すぐに着替えて部屋の外へ。
ホテルの目の前には、穏やかな波が打ち寄せるパダンバイの海岸が広がっていました。
静かな海面は朝焼けのオレンジ色に染まり、幻想的な光景が目の前に。
朝のひんやりとした空気が心地よく、波の音と共に深呼吸をするだけで、心が洗われるような感覚に包まれました。深夜の移動は大変でしたが、この景色を見られたことで、すべてが報われた気分です。
時刻は朝6時。まだ眠りから覚めたばかりのパダンバイの町は静まり返り、観光客の姿はほとんど見えません。港の桟橋に足を運ぶと、ギリ島やロンボク島へ向かう高速船が停泊しているものの、人の気配は少なく、穏やかな時間が流れていました。
桟橋の先端に腰を下ろし、海の向こうを眺めながら、ただ波の音に耳を傾けるひととき。
吹き抜ける海風が心地よく、旅の疲れがじんわりと癒されていくのを感じます。日中は船の出発で賑わう場所ですが、この時間帯は誰にも邪魔されることなく、ゆったりとした時間を過ごせる絶好のスポット。波に反射する光がキラキラと揺れ、まるで異世界にいるかのような錯覚に陥ります。
朝焼けを堪能した後、一旦ホテルに戻り、改めて館内を散策。
OK ダイバーズ リゾートは、高速船の桟橋が目の前という好立地で、ギリ島へのアクセスを考えればこれ以上ないほど便利なロケーションにあります。リゾート自体は50室ほどのこじんまりとした規模ですが、随所にリゾートらしい落ち着いた雰囲気が漂っています。
敷地内にはダイビング用の設備が整い、プールエリアも開放的で心地よい空間。
パダンバイはギリ島へのトランジット地点として訪れる人が多いですが、このホテルの雰囲気を味わうと、数日滞在するのも悪くないと思えてきます。
プールサイドにあるデッキチェアに腰を下ろし、ゆっくりと流れる時間を楽しむ。そんな過ごし方も、このリゾートではぴったり合いそうです。
7時になり、ホテルのレストランで朝食を取ることに。テラス席に座り、温かいコーヒーを片手にプール越しに広がる海を眺める。なんて贅沢な時間なのだろう、と改めて思いました。
朝食はシンプルなビュッフェスタイルながら、一品一品が丁寧に作られているのが伝わります。特に手作りパンとジャムの組み合わせは絶品で、焼きたてのパンにフルーツの甘みがぎゅっと詰まったジャムを塗ると、口の中に幸せな味わいが広がります。さらに、ミーゴレン、ベーコン、チキンソーセージ、トマトなど、どれもシンプルながら味わい深く、朝から大満足の食事となりました。
海風を感じながら、ゆっくりとコーヒーをすする。朝食を取るだけで、こんなに癒されるとは思いませんでした。
朝食を終えた後、8時から高速船Semaya Oneのチェックインが始まるので、受付へ向かいます。ホテルからは徒歩3分ほどの距離。昨年ギリ島へ行った際にも利用した船会社なので、スムーズに受付へ到着。
事前にオンラインで予約済みのため、受付で乗船チケットを受け取り、首からかけるタイプのパスをもらいました。あわせて、桟橋利用料10,000ルピアを支払い、チェックイン完了。乗船開始は8時30分なので、一旦ホテルへ戻ってチェックアウトの準備を済ませます。
すべてが徒歩圏内で済むこのホテルの立地は、やはり便利です。スーツケースを持ち歩く必要もなく、手ぶらでゆっくり行動できるのは、大きなメリットでした。
8時30分、桟橋の入口で先ほど支払った桟橋利用料のチケットを提示し、中へ入ります。すでに9時出発の船の乗船が始まっていましたが、Semaya Oneは沖に係留された状態。桟橋にはすでに3隻の高速船が停泊しており、スペースの関係で出発待ちの状態でした。
桟橋に腰掛けながら、海を眺めて乗船を待ちます。波の音を聞きながら、ゆっくりとした時間が流れるのを感じるのも、また旅の醍醐味。
ほどなくして、高速船EKA JAYAが出発し、いよいよSemaya Oneが桟橋に到着。
これから乗船し、いよいよギリ・トラワンガンへ向かいます!
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