サヌールでの朝は、心地よい海風とともに始まりました。サヌールは東の方角に位置する砂浜で、日の出の観賞に最適です。海岸線を散歩しながら、赤く染まる空と穏やかな波の音に耳を傾け、この美しい自然の中で、ギリ島への航海への準備を整えます。
散歩の後、海辺近くのカフェで朝食を取ることにしました。サンドイッチとコーヒーを注文し、波音をバックにした穏やかな環境で食事を楽しみました。
この地元のカフェは新鮮な食材を使った手作り料理で知られており、温かいもてなしを提供しています。海を眺めながらの朝食は、一日の活動に向けてエネルギーを充電するのに最適です。
朝食後、ギリ島への旅の次のステップであるパダンバイ港へ移動します。サヌールからのドライブは約1時間30分で、今回はバリに住む知人が車を出してくれたため、非常に快適な移動となりました。途中のドライブではバリ島の東海岸の美しい風景を楽しむことができました。
パダンバイ港はバリ島東部に位置し、自然に恵まれた良港として知られています。ロンボク島やギリ島への主要な出発点であり、多くの高速船が発着しています。また、レンボンガン島やペニダ島へ向かう小型船も頻繁に出航しており、さまざまな目的地への旅行者で常に賑わっています。到着すると、港の活気ある雰囲気が旅のワクワク感を一層高めてくれます。
今回はギリ島まで利用する高速船「Semaya One」を選びました。料金は往復で400,000ルピア(約4,000円)で、ヌサンタラゴーのサイトから予約しました。
送迎料金は含まれていないので、送迎場所での追加料金が発生することがあります。また、船会社ごとにチェックイン場所が異なるため、Semaya Oneのチェックインカウンターを探しながら、船の出発時間の1時間前までにパダンバイ港に到着しておくことが重要です。
パダンバイ港に到着後、最初に行うことは「Semaya One」のチェックインカウンターを見つけることです。
この港には多数の船会社が集まっており、各カウンターが異なる場所にあるため、事前にチェックイン場所の確認が重要です。
チェックインプロセスでは、予約済みのバウチャーを提示すると、首から下げる乗船券と交換します。同時に帰りのチケットも受け取ります。この際、港の使用税10,000ルピアを現金で支払う必要があるため、小銭を用意しておくとスムーズに進みます。料金を支払った後、領収書を受け取り、出航前に桟橋に集合するよう指示されます。
出航の30分前に桟橋で待機までは、この時間を利用して最終的な準備を行います。トイレを済ませ、酔い止めを摂取することが推奨されます。荷物にも注意を払い、壊れやすいものは手荷物として持ち込むか適切に保護します。船の揺れに備えて、快適な服装を選び、必要なら酔い止めを用意することが重要です。
桟橋は狭く混雑しており、スリや盗難のリスクもあるため、荷物には特に注意が必要です。乗船が始まると、多くの旅行者で賑わう桟橋から高速船へと案内されます。同じ時間帯に複数の船会社が出航するため、間違えないように自分の乗る船を確認します。荷物は乗船前に船に積み込まれますが、取り扱いが乱暴なこともあるため、しっかりとしたパッキングが必要です。荷物を預けた後、乗船券をスタッフに示して船内に入ります。
船内では自由席であり、窓際の席を確保できれば、移動中に美しい景色を楽しむことができます。
主な座席エリアは1階にあり、約150名を収容できます。2階には限られた座席とオープンデッキがあり、海風を直接感じたい方はこちらへ行くことができますが、日焼け対策は必須です。船旅は約2時間を予定していて、その間壮大な海の景色を楽しむことになりそうです。