ジャカルタで迎えた日曜日の朝、前日の慌ただしい移動とは対照的に、ゆったりとした時間が流れていました。スカルノハッタ空港近くに位置するオーチャードホテルでの1泊を終え、この日は夕方のマカッサル行きフライトまでの自由な時間を満喫する計画です。日本からインドネシアに戻った初日は、現地の言語や文化が日常に戻る感覚を一層鮮明にします。今回はホテルでの朝食を楽しみ、近隣のPIKアベニューでリラックスしながら新たな日々への意欲を高める特別な一日となりました。ここでは、その朝の様子から空港への移動までを振り返ります。
この日は早朝便ではなかったため、オーチャードホテルで久しぶりに朝食を楽しむことができました。普段はトランジット滞在で空港ラウンジの朝食を取ることが多いのですが、今回はホテルでゆっくりと食事をする機会がありました。朝食会場には、インドネシア料理を中心に多彩なメニューが並びます。特に目を引いたのは、地元のナシゴレン(インドネシア風炒飯)。
しっかりとスパイスが効いた本場の味付けで、旅行の疲れを癒してくれる一皿でした。
また、フレッシュフルーツやジュースの種類も豊富で、ヘルシーさと満足感を同時に得ることができました。オーチャードホテルは、空港周辺に乱立するホテルの中でも、65万ルピア(約6,000円)というリーズナブルな価格で朝食と空港送迎がセットになっており、コストパフォーマンスが非常に高いのが魅力です。他のホテルも試しましたが、結局ここに戻ってしまう理由が改めて実感できました。
チェックアウト後、ホテルに荷物を預け、空港近くにある大型モール「PIKアベニュー」へ向かいました。Pantai Indah Kapukエリアに位置するこのモールは、レストラン、カフェ、映画館、ショッピング施設が揃った複合型の商業施設で、トランジット中の時間つぶしには最適なスポットです。モールに到着すると、まずはサロンで髪を整えてもらうことにしました。
短時間でのカットながら、スタッフの技術が高く、リフレッシュするのにぴったりのサービスでした。その後、昼食に選んだのは、モール内にある「シゲルスシ」。
日本のスーパーで見かけるようなパック寿司が並び、手軽に日本の味を楽しむことができました。
カリフォルニアロールやサーモン握りなど、日本人に馴染みのあるメニューが多く、どれも美味しくいただきました。
モール内をぶらぶらと歩き、カフェで一服しながらショッピングも楽しみました。色々なショップを見ていると、時間はあっという間に過ぎていきます。PIKアベニューは、空港に近いだけでなく、清潔感があり施設も充実しているため、何度訪れても飽きない場所です。
PIKアベニューでの時間を満喫した後、再びオーチャードホテルへ戻り、フロントで預けていた荷物を受け取りました。スカルノハッタ空港へは、ホテルの無料シャトルバスを利用。このサービスは、空港周辺のトランジットホテルとしての利便性をさらに高めています。毎時間に1回運行があるので、とても便利です。シャトルバスは時間通りに運行し、空港のターミナルまでスムーズに到着。
余計な心配をせずに空港までたどり着けるのは大きな利点です。スカルノハッタ空港に到着すると、すぐに出発ロビーに向かいました。
空港内はインドネシアらしい活気に満ちており、たくさんの人々が行き交う中で、この地での生活が再び始まる実感が湧いてきました。