カリマンタン島ポンティアナックに到着しました。初めてカリマンタン島へ上陸となりました。ポンティアナック自慢の海鮮料理のおいしさで舌鼓を打ちました!
ポンティアナックは街のいたるところで中華系インドネシア人が多く住んでいます。中国広東省あたりからのこの地に移民してきてこの地に定着しているのですが、華人が多く住むところには、美味しい料理があるはずということで、ポンティアナックでおいしい海鮮料理が食べたいというリクエストで、地元のアテンドに案内してもらうことになりました。
最初に案内されたのは、ランダック川を見ながら食事ができるところで、ホテルに併設してあるレストランとなりました。案内されると、大勢の人で会食ができるような宴会場や、川に浮かべてある船の上で食事ができるらしく雰囲気は抜群です。しかし、肝心のビールがあるかどうか尋ねたところ、なんと「扱っていません」との答えでした。時間帯のせいもあるのかわかりませんがお客が誰もいない状態でした。これでお客が大勢いればビールを我慢して美味しい食事ということも考えましたが、他を探すことにしました。あいにく天気も曇り空でしたし、景色を見ながら食事は次にとっておきます。
ポンティアナックのメインはガチャマダ通りとなりますが、レストランの名前も「ガチャマダ」となります。3階建てで1階部分が駐車場となっていて、日本のファミリーレストランのようですが、なかなかの風貌です。レストランの隣はなんと今回宿泊しているオーチャードホテルとなりますので便利が良すぎます。早速中に入っていきます。
お店の中も広々としており、中華料理の円卓が並んでいます。予約などはしなかったのですが、入ることができました。他の席は予約席ばかりでお祝いなどで多く利用されているのでしょう。隣の部屋では結婚披露宴を開催していて、宴会などでも利用されていました。ビールも、もちろんあるとのことです。早速メニューを眺めながら、お店の名物を聞くと、野菜のスープ、魚焼きなどと案内されたので、色々頼むことにしました。
ソップ・スチャイ(Sop Suchai)が来ました。ほうれん草を細かく刻んてある野菜のスープとなります。小さなお椀に出てきて緑色がきれいです。にんにくと、きのこの出汁が効いていてなかなかの味わいです。
大きいエビの素揚げとなります。中華系が好きそうな1尾70g以上もある大型のエビを油であげてバターをかけてあります。身もぷりぷりで食べごたえがあります。
次にメインの魚が来ました。インドネシアではバワールと呼ばれる魚で日本ではマナガツオという名前になります。マナガツオは魚の中でも高級魚で、大変美味しい魚です。インドネシアで漁獲され、特に中華系の人が好きな魚となります。高級な魚をなるべく味をつけずに焼いてもらうはずでしたが、ポンティアナック風にスパイスがついた状態となりました。通じなかったので仕方がないですが、味付けも良く結果的には非常に美味しかったです。さすが、ポンティアナックで一番のレストランだけあり、サービスも良く店の雰囲気も最高でした。
お会計となりレシートを見てびっくりです。大きなエビが3尾で200,000ルピア(約1,900円)、マナガツオが1匹300,000ルピア(約2,900円)でした。この価格が安いのか高いのかわかりませんが、インドネシアでは高級な部類と思います。メニューに価格が載っていなかったので、いわゆる時価となるのでしょうが、びっくり価格で、久しぶりにレストランで大金を払いました。
しかし、味も良く、お客も大勢入っているお店ですので間違いはないところだと思います。