インドネシア内務省の人口及び市民登録総局(Dukcapil)の発表によると、2021年6月30日時点のインドネシアの人口は、2億7223万人となったと発表しました。人口は世界4位です。2020年12月末の2億7135万人から88万人増加しました。男性は1億3752万人、女性は1億3471万人です。
州ごとの最新の人口分布を紹介します。
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ジャワ島の中でも西ジャワ州の人口が一番多く4,759万人に達します。
一方、北カリマンタン州は人口が最も少なく、わずか69万人です。
ジャワ島の人口は1億5,253万人に達し全人口の56%を占めています。ジャカルタを中心としたジャワ島の人口集中が顕著となっています。
スマトラ島は21.7%
スラウェシ島は7.4%
カリマンタン島は6.1%
バリ島・ヌサトゥンガラは5.6%
パプア島 2.0%
マルク諸島 1.2%
の割合です。
生産年齢人口が多く、経済成長を後押しできる人口ボーナス期がピークを迎えているそうです。インドネシアの人口ボーナスは2012年に始まり、21年にピークを迎え、36年まで続く見込みのようです。
インドネシアの人口は2045年には3億1,900万人に達する予測を示しています。
インドネシアは現在、多くの生産年齢人口(総人口に占める生産年齢人口が老人や子どもを上回る時期)を抱えていることで経済成長をもたらす一方で、新型コロナの影響で雇用機会が奪われていることも指摘されています。今後インドネシアの成長には、十分な雇用機会を創出する必要があると言われています。