インドネシア政府は12月13日、ジャワ島・バリ島の新型コロナウイルス対策の活動制限(PPKM)を3週間延長すると発表しました。この決定でクリスマスと年末年始を含む2022年1月3日まで延長することになります。
今回の活動制限の延長期間は3週間となり、2021年12月14日から2022年1月3日までとなりました。以前から言われていた全国での活動制限レベル3については取りやめとなっていますので、今後発表される地区・市・県毎の感染者状況やワクチン接種状況により活動レベルが決定されます。
12月11日時点のジャワ・バリ両島地区内での活動制限レベル3の地区は10県市しかなく、ほとんどの地域はレベル2であり、レベル1の地区は13県市となっている状況です。
ジャワ・バリ両島の新型コロナ対策を指揮するルフィット海事投資調整大臣は、現在の活動制限により新規感染者は少ない人数で安定しているが、クリスマスや年末年始のイベントを控えるよう国民に警告をしています。
インドネシアでは、12月13日までにオミクロン株の検出はされていないと明らかにしました。世界ではオミクロン株が急速に感染者を増加させていますので、インドネシアとしては海外からの入国者に対して、引き続き10日間の隔離措置を行い、水際対策を強化するとしています。
12月13日の新規感染者は106人となりました。毎週月曜日は低い数字となりますがそれでも106人はかなり少ない人数です。12月1日から13日までの新規感染者数の1日平均が218人となっています。
インドネシアに滞在していても、モールやレストランはどこも人がいっぱいで、今までと違って夜遅くまで営業していますので活動制限が行われている印象はさほどありません。この状態で感染者数が増加していないので、市中には感染者がほとんどいない状態が維持されているような気もします。
このまま新規感染者が増加せずに、年越しを乗り越えて、来年は活動制限が緩和された状態で自由に動き回れる状態になって欲しいものです。