ジャワ島・バリ島で実施されている新型コロナウイルス対策の緊急活動制限(PPKM)がさらに4週間延長され、8月1日まで実施されることになりました。オミクロン変異株による新規感染者の増加に伴って、国内移動や様々な活動する際にブースター接種が必要になってくるとの話がでてきています。
インドネシア政府は、ジャワ・バリ島で発令されている緊急活動制限(PPKM)を8月1日まで4週間延長することを決定しました。新たな制限内容や、制限レベルなどは追って発表されるそうですが、ジャカルタ首都圏を始め現在ほとんどの地域が一番最低ランクのレベル1となっている状態でほとんどの活動で収容人数100%が認めれられている状態ですので、今後レベルが上昇してしまうのか注目されます。
過去数週間、新型コロナの新規感染者の症例は、上昇傾向を続けています。2つの新しいオミクロン亜変異体、BA.4とBA.5の出現により増加している状態で、症例は1日あたり1,500から2,000を超えるまで増加し続けています。
ここ数か月は新規感染者も落ち着いていましたが、この2週間の上昇傾向を抑えるような規制の強化が行われる可能性がでてきました。
新型コロナウイルスのワクチン接種について、インドネシアのアイルランガ調整大臣(経済担当)は「ブースター接種は国内移動など様々な活動を行う際の条件になるだろう」と説明し、近日中に規制強化する方針を明らかにしました。ジョコ・ウィドド大統領は空港にブースター接種会場を設置するよう指示したそうです。
接種については、2回目接種までは順調に進んでいますが、ブースター接種については、受けていないひとも多くいる中で感染が落ち着いてしまったため、必要性を感じることがない人も多くいます。最初の接種から1年を過ぎてくる人も多くなり、免疫が持続しているのかの議論もあり、政府としてはブースター接種を進めていきたいところですがどうなるでしょうか。
また変異株の発生などで、大流行もしてほしくないところですが、国内移動に規制がかかるのも面倒なので、なかなか難しい問題であります。