3月9日に厚生労働省は、新たな水際対策を発表しました。
3月19日以降に到着する入国者に日本へのすべての入国者(日本人を含む)に対して適用されるとのことですので、現在海外に滞在されている方、これから海外渡航予定している方は十分注意しましょう。
すべての入国者は、出国前72時間以内の新型コロナウイルスの検査証明書を提出しなければなりません。
検体採取日時から登場便の出発予定時刻までが72時間以内とあることで、所定のフォーマットでなければならないとされています。
検査方法も指定があり、通常のPCR検査で使用する核酸増幅検査や、抗原定量検査(抗原定性検査は不可)、次世代シーケンス法に限り有効となっています。検体採取方法も、鼻咽頭ぬぐい液又は、唾液による検査が有効のようです。
14日間の公共交通機関の不執拗、自宅や隔離ホテルでの待機、位置情報の保存や提示、接触アプルの導入等について誓約書が必要になりました。
誓約書が提出出来ない場合や誓約に違反した場合は、検疫所の宿泊施設で停留措置や、日本人については氏名等の公表、外国人に対しては在留資格取消や強制退去の対象となるようです。
質問表は、昨年から運用していましたが、メールアドレスや電話番号等の連絡先を質問表WEBで登録して、QRコードを検疫時に提示するものです。
OSSMAとは、現在、留学生危機管理システムの名称で、位置情報確認アプリとなり、現在いる場所の特定等の報告に使用できるようです。
所在確認のため、担当者からビデオ通話による連絡がくるようです。
入国後に陽性となった場合に、位置情報の記録を保健所に提出する必要があるようです。
接触確認アプリですが、感染者と接触した可能性について通知がくるアプリです。
これらのアプリを設定するために、スマホが必須となります。スマホを持っていない又はインストール出来ないスマホを持っている人は、入国時に空港で、自己負担でスマホをレンタルしてください!とのことです。スマホを使えない方への対応はどうするのでしょうかね。
「入国者専用バス」とは、海外から成田空港に入国した入国者が宿泊先のホテルに向かう際、公共交通機関の利用が制限されていますので、空港から宿泊ホテルまで五稜バスのバスをチャーターして運行する貸切バスが運行されています。
東横インと提携しているようで、出発時間により、千葉駅前、品川天王洲アイル、羽田空港1、横浜スタジアムと東横イン専用隔離ホテルまで運んでくれるようです。
運賃は、千葉駅前のみ大人1名2,000円、その他は4,000円(片道、子供半額)だそうです。
日本の水際対策も、他国の対策に比べ不十分な確認のみで、結局は本人の自覚次第という事になり、果たしてこれだけの水際対策をしても、なかなら防ぎきれない状態が続いています。
海外出張等もなかなか行けない状態で、海外旅行等はまだ先になりそうですが、入国の際の日々変化する対応への変化を知っておく必要もあると思います。