【インドネシア渡航】マカッサルの離島!バランチャディ島上陸
マカッサルの近海に浮かぶバランチャディ島に上陸することになりました。離島での生活ぶりなどを見てきました。
バランチャディ島
南スラウェシ州西岸部には、南北約200Kmにわたって離島が点在しています。サンゴ礁が隆起した場所が島になっています。バランチャディ島(Pulau Barrang Caddi)は細長い形状をした島でマカッサルから約11Km、面積は4ヘクタール(東京ドーム1個分)ほどの小さな島となります。
小さい島ながらも人口密度は高く総人口は1,200人も住んでいます。マカッサル市からは定期船が毎日運行しています。島には小中学校はありますが、高校はないのでマカッサル市まで通う必要があります。島周辺はサンゴ礁で覆われているのですが、少し離れた場所が水深25mを超えているためマカッサルからジャカルタ行きの航路の一部となっています。
相互協力の習慣
バランチャディ島にはサンゴ礁の美しい景色だけでなく島独特の地元の習慣が存在します。船から荷物の積み下ろし、住宅建設などでは島の住民が相互に協力しあって働く姿を見ることができます。島の人々はいつも東屋のような屋根がついたガゼボに集まり話し合いをして物事を決めています。笑顔が絶えない島の人々を見ているととても幸せそうです。
海水濾過
バランチャディ島では海水を淡水に濾過する装置が備わっていて水を直接飲むことが可能です。1日あたり5,000リットルの真水が生成できるので、ガロン水などの飲水をマカッサルから持ってくる必要がなくなりました。水は生活する上で最も大事なインフラになりますので、島にろ過装置があるとは画期的となります。マカッサルから公共電気も島まで通じていますので、社会的インフラは比較的整備されています。
漁民が生計
バランチャディ島では住民のほとんどが漁業で生計を立てています。伝統的な釣りや仕掛け、モリなどの漁具で魚を捕獲してマカッサルに運び現金収入に変えています。以前はナマコ漁が盛んでしたが最近は激減しており代わりに高級魚のハタやレッドスナッパー(カカップ)などの魚漁やタコ漁が盛んです。
タコ漁は疑似餌を利用した釣りでタコに似せた漁具を泳がしておびき寄せ、カニに似せた疑似餌を近づけるとタコが引っかかるような持続可能な自然にやさしい漁法となっています。
バランチャディ島にはタコ漁師が40名ほど在籍していて、多い時には1人30kgもタコを捕まえるそうです。
島を1周
島を案内してもらいましたが、20分もあれば1周できてしまう小さな島ですが、子供の姿が多くとても活気に満ちあふれています。
島の外から来る人々にとって、離島での生活は不便で住みにくいと一方的に思ってしまいますが、人々が助け合い、同じ仲間として島で生活している姿を見ている限りはまったく不自由という言葉が見つからないくらいです。
自然の恵みである魚を捕獲して生きていく昔ながらの人間本来の姿がこの島にあり、世界中で起こる戦争や犯罪、いやなニュースなどが一切遮断された素敵な島でした。
島の人々はみんな明るく、笑い声がどこでも聞こえ笑顔が絶えない感じが印象的でした。
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