マカッサルの秘境!ランジュカン島へ行く

Indonesia Makassar

マカッサルの秘境、ランジュカン島への訪問記。フォートロッテルダムからの出発から、小型ボートでの爽快な航海、島でのココナツを楽しむひととき、そして壮大なサンゴ礁でのシュノーケリングをしました。色とりどりのサンゴ礁と多様な海洋生物に囲まれ貴重な瞬間を堪能しました。ランジュカン島の自然の美しさと穏やかな環境で心身共に癒される旅の様子をお届けします。

ランジュカン島への船旅

待ちに待ったランジュカン島(Pulau Lanjukang)訪問の日がやってきました。フォートロッテルダム付近の桟橋から出発します。ここは離島へ向かうチャーター船が出発する桟橋で、多くの船がマカッサルから近いサマロナ島に向かいます。まずは島の子どもたち用のお菓子を購入します。有人島の離島に行く際には、必ず小袋のお菓子を大量に買っていくことが習慣です。

今回、小型ボートをチャーターしている船頭と合流し、桟橋利用料金1,000ルピアを支払い、船に乗り込みました。前日からクーラーBOXを用意し、ビールや水、昼食、お菓子などを準備したものを船に乗せます。

マカッサルを8時に出発し、朝のひんやりとした風を感じながらボートは快調に進みます。

40馬力のスクリューエンジンを2機動かし、時速35kmまで速度が上がります。マカッサルからランジュカン島までの直線距離は40kmなので、1時間ちょっとで到着する予定です。

観光の島であるサマロナ島を左手に、右手にはバランロンポ島、バランチャディ島が近づいてきます。マカッサルから10〜15kmのところにあるいつも訪問する離島ですが、ここよりもさらに奥地の海を越えていくのでワクワクしてきます。サンゴ礁が隆起してできた離島なので、波が小さく非常に穏やかです。小型ボートでもほとんど揺れずに移動することが可能です。

1時間ほど大海の中を順調に走行すると、左手に島らしき影が見えてきました。船頭に確認すると、それはランジュカン島の手前にあるランカイ島でした。ランカイ島も有人島で漁師がたくさんいます。ランカイ島を過ぎると、ようやくランジュカン島の島影が見えてきました。

船に乗ってしまえばあっという間に到着しましたが、スピードボートのおかげです。だんだん島に近づくと、サンゴ礁域に達して海の色がエメラルドグリーンに変わります。海の下を覗くとサンゴ礁が見えてきました。砂浜に船を乗り上げ、白い砂浜を眺めながら島へと上陸しました。

島でのひととき

上陸すると早速島の人たちに囲まれ、ガゼボに案内されました。島の人々は観光や漁業で生計を立てているので、こうした対応は想定内です。もともと荷物置きや休憩でガゼボを使用したかったので、ちょうど空いていて良かったです。島の人が持ってきたココナツを飲みながら、海を眺めて最高のビーチでの癒やしを満喫しました。

サンゴ礁でのシュノーケリング

少し休憩した後、船を再度呼びシュノーケリングポイントに連れて行ってもらうことにしました。島から500mほど離れたポイントで船を固定し、海の中へ飛び込みます。海が美しいのはもちろんのこと、下に広がるサンゴ礁がとてつもなく大きくて驚きました。

水中に入った瞬間、目の前に広がる色とりどりのサンゴ礁に圧倒されます。青や紫、黄色、オレンジといった鮮やかな色彩が、自然の美しさを物語っています。サンゴの間を泳ぐ魚たちもカラフルで、特にパロットフィッシュやバタフライフィッシュが目立ちます。

このエリアのサンゴ礁は、非常に健康で生き生きとしており、白化現象がほとんど見られません。サンゴの種類も豊富で、聞いた話によると島周辺で観察できるサンゴ属は64属に及ぶそうです。これはインドネシア全体のサンゴ属の約75%に相当し、ランジュカン島のサンゴ礁の多様性がいかに高いかを物語っています。

水の透明度も抜群で、海底までくっきりと見渡すことができます。シュノーケリング中には、さまざまなサンゴの形状や構造を楽しむことができました。特に大きな脳サンゴや枝状のアクロポラ、テーブルサンゴなどが印象的でした。それぞれのサンゴには、小さな生物が住み着いており、エビやカニなども観察できました。シュノーケリングを終える頃には、全身が疲れ切っていましたが、心地よい疲れで満たされていました。

海に浮かびながら、太陽の光が水面を反射し、キラキラと輝く様子を見ていると、時間が経つのを忘れてしまうほどでした。サンゴ礁の美しさに浸り、自然の偉大さを感じることができた素晴らしい体験でした。

1時間ほどシュノーケリングを楽しんだ後、再度島に戻り、次は島の内部を探検することにしました。

島の中の様子は次回お伝えします。

 

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