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昔ながらの生活!携帯電波も電気もないランジュカン島

マカッサルから40km離れたランジュカン島の探索することにしました。携帯電波も電気もなく漁業や観光で生計を立てる島民たちの自給自足の昔ながらの生活を送る島民たちの暮らしを紹介します。白い灯台を背景に、自然と共に生きることの喜びとコミュニティの絆の大切さを再認識した島巡りとなりました。

漁業と観光で生計を立てる島民たち

島1周は約1.5kmほどの小さな孤島ですが、ランジュカン島は有人島で、約15家族70名ほどの島民が暮らしています。

多くは漁師を本業としながら週末は観光収入などで生活しています。ランジュカン島の住民たちは、主に漁業を生業としています。島の漁師たちは、ハタやタコ、イカを主に漁獲し、これらの海産物をマカッサルに運んで販売しています。漁業は島の主要な収入源であり、島民たちの生活を支えています。

漁師グループのボスに偶然会うことができ、簡単なインタビューしたところ、ランジュカン島で採れたタコがマカッサルまで運ばれマカッサルのサプライヤー経由でこの島のタコを購入したことが判明し親近感を覚えました。週末には観光業も重要な収入源となります。観光客が訪れることで、島民たちはホストとしての役割を果たし、彼らの生活を支えています。これらの活動が島民たちにとっての新たな収入源となり、生活の質の向上にもつながっています。

白砂のビーチと豊かな自然

島の1周を歩いてみることにしました。マカッサルに向いた東から北にかけては、白い砂浜が広がっています。エメラルドグリーンの海とのコントラストが素晴らしく、いつまでものんびりしたくなります。

白のサンゴが砕けた砂となっていて、長年海に洗われてきめ細やかな砂になっており、歩いていてもふかふかの絨毯の上にいるような感覚です。海水に浸かっている砂場は、粘土のようになっていて歩きやすくなっています。観光客も少ないので、海の上の砂浜しかないような孤島にいるようなフォトジェニックな場所に感動します。

キャンプ場と住居地区

島の西側には、ガジュマルやヤシの木が数本生い茂っています。低い木々に囲まれたこのエリアはキャンプ場になっており、オープントリップなどで島を訪れた観光客がこの辺りで寝泊まりします。

キャンプ場には、木製のテーブルやベンチが設置されており、観光客が快適に過ごせるようになっています。夜にはキャンプファイヤーを囲み、星空の下で過ごす時間は格別です。観光客同士の交流も深まり、素晴らしい思い出が作られる場所です。

キャンプ場を過ぎると、島民の住居地区になります。コンクリートブロックを敷き詰めた道があり、整然とした集落が広がっています。

家々はシンプルな構造で、木造や竹で作られた家屋が多く見られます。

これらの家屋は、島の風土に適応した伝統的な建築様式で、風通しが良く快適です。島民たちは庭先で野菜を育てたり、鶏を飼ったりして自給自足の生活を営んでいます。これらの作物は、家庭での料理に使われるだけでなく、観光客へのおもてなしにも利用されます。また、鶏やヤギなどの家畜も飼われており、肉や卵も自給自足で賄っています。冷蔵庫もありませんので、食料は毎日新鮮なものを調達し、すぐに消費するようにしています。

集落を歩いていると、井戸を発見しました。

この井戸は島民たちの生活の中心であり洗濯、シャワーに利用されています。井戸水は冷たく清涼感があり、島民たちにとって欠かせない資源です。井戸の近くには立派なモスクがありました。

モスクでは発電機を使ってアザーンのスピーカーを鳴らしており、島全体にその声が響き渡ります。電気は使わない生活ですが、必要最低限の設備は整っているようです。

自給自足の生活

ランジュカン島の住民たちは、自然の恵みを最大限に活用した自給自足の生活を送っています。島の周辺の海は豊かな漁場であり、新鮮な魚や貝類が手に入ります。漁師たちは毎朝早く海に出かけ、日中に獲れた魚を島に持ち帰り、家族や村全体で分け合います。

昔ながらの生活様式

ランジュカン島の住民たちは、昔ながらの生活様式を大切にしています。電気の普及していないこの島では、昼間は自然光を活用し、夜はランタンやキャンドルを使って過ごします。家屋の中には、電気を使わずに調理するためのかまどや、手作りの家具が並んでいます。

このような生活は一見不便に思えますが、島民たちはこのシンプルな生活に満足しています。電気や携帯電話がないことで、人々はお互いに頼り合い、助け合いながら生活しています。

家族やコミュニティの絆が強く、自然と調和した生活を楽しんでいます。

島のシンボルの白い灯台

南側には大きな白い灯台があり、島のシンボルとなっています。ランジュカン島はマカッサル周辺のサンゴ礁が隆起した離島群の最も外側に位置しており、その先はマカッサル海峡の大海原が広がっています。この灯台は、島民たちにとって重要な目印となっており、海の安全を守る存在のようです。

この島での短い滞在を通じて、現代の便利な生活から離れ、昔ながらの生活に触れることができました。電気も携帯電話もないシンプルな生活は、私たちが忘れかけていた大切なものを思い出させてくれました。自然と共に生きること、コミュニティの絆を大切にすること、そして自分たちの手で生活を築くことの喜びを再認識しました。ランジュカン島でのひとときは、まるで時間が止まったかのような穏やかなものでした。

白い灯台が見守るこの島で、心をリセットし、自然と一体になる体験は、一生忘れられない思い出となりました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。