朝の6時40分にラブアンバジョの港を出発、コモド島を巡るクルーズ船の旅がスタートしました。最初に向かうのはパダル島。大自然が作り出した芸術的なパノラマをお届けしたいと思います。
クルーズ船は、250馬力のスクリューエンジンを4機搭載しています。時速60Kmほどの高速で海上をぐんぐん進みます。
素晴らしい天候で波も穏やかな中、スクリューエンジン全開で海の上を疾走する感じで気持ちよく進みます。ラブアンバジョから1時間、50Kmほど移動すると最初の目的地のパダル島に到着しました。
湾の中に桟橋に船を係留して島に上陸となりました。
パダル島(Pulau Padar)は、コモド島とリンチャ島に次いで、コモド国立公園内で3 番目に大きな島となります。パダル島はコモド島よりもリンチャ島に比較的近く、コモド島からはリンタ海峡によって隔てられています。パダル島はコモド国立公園内にあるためユネスコの世界遺産の島となります。パダル島にはあいにくコモドオオトカゲは生息していないと言われています。パダル島は、その美しい自然と壮大な景色が特徴で島は荒々しい海抜約400mの芸術的な丘陵が広がり、深い青い海で囲まれています。島の3つの湾は、それぞれピンク、黒、白の砂浜を持つことで知られています。砂浜と青い海が広がる大自然のパノラマを楽しむことができます。
パダル島の大自然のパノラマを楽しむためには、丘陵の頂上まで登らなければなりません。
朝一番でここの訪問する理由として、涼しい時間帯で体力があるうちにトレックングをすることになります。全部で817段の階段があり、頂上を目指します。一気に頂上を目指したいところですが、階段がかなり急で一気に体力が奪われます。朝早いとはいえ、快晴の中太陽の日差しが差し込んでくるので、結構暑く感じます。水を飲みながら途中の景色を楽しみながらゆっくり階段をあがっていきます。
途中に何度も絶景ポイントが設定されていて、パダル島のパノラマを楽しみます。45分ほどで階段を登り切るとパダル島の頂上に到着です。
パダル島の頂上からの眺望は絶景です。遠くに広がる海洋、近くに浮かぶ島々、そして砂浜が一望できます。早朝なので陽の光が空と海を色とりどりに染める壮観な景色が広がります。
付近は岩がゴツゴツしていますが、眼下には息を呑むほどの絶景が広がっていました。パダル島を一望することができ白い砂浜とサンゴ礁が広がるエメラルドグリーンの海、そして透き通った青い空、すべて自然がもたらしたとは思えない、絶景とはこの景色なのかとしばらく、放心状態になりました。
これまで階段で登ってきた疲れはまったく感じず、完全に癒やされました。頂上で20分程滞在することができましたが、あっという間至福の時間が過ぎ、下山の時間となりました。帰りは景色を見ながら階段を下るだけなので、20分ほどで桟橋まで戻ってくることができました。トレッキングを含む滞在時間が1時間30分ほどでしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
9時出発で次の目的地であるパダル島のピンクビーチへと船で移動することになりました。