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【バリ島家族旅行】ブサキ寺院でのパワーチャージ!神秘性と壮大な美景を体験

「ワルン」で味わったバビグリンとビールの力を借りてエネルギー補給後次の目的地、バリヒンドゥ教の聖地ブサキ寺院に向かいました。この寺院は、世界遺産候補になった経緯があるにも関わらず、バリヒンドゥ教の伝統を保つための現地の反対運動により、正式な登録は見送られていますが、世界遺産と言って良い壮大な景観を堪能してきました。

世界遺産ではないブサキ寺院

今回の家族旅行のテーマであるバリ島世界遺産を巡る旅ですが、ブサキ寺院はバリヒンドゥ教を象徴するような寺院でありながら、ブサキ寺院は世界遺産に登録されていません。これまで1990 年、1992 年、2001 年の3回にわたって、インドネシア政府がブサキ寺院を世界遺産候補のリストに載せようとしたのを、寺院側が猛反対し、断念させたという経緯があるのです。地元が世界遺産の登録に反対するというのは意外ですが、その反対理由が、世界遺産になったら色々な規制がかかり、バリヒンドゥ教の総本山寺院として不都合が生じるのではないかということだったそうです。ブサキ寺院が「幻の世界遺産」と呼ばれているのも無理はありません。

ブサキ寺院へ入場

寺院への道は新しく完成した駐車場から始まります。

寺院内部を探索するためには、入場料(外国人60,000ルピア、インドネシア人・KITAS所持者30,000ルピア)と共にガイドの同行が必要です。

私たちは達者な日本語を話すガイドを探しました。このガイドは観光案内だけでなく、写真撮影にも協力してくれます。

さらに、急坂を一気に駆け上がるカートに乗ると、それはそれで一つの体験になりました。

古代の霊場!ブサキ寺院

バリヒンドゥ教の聖地、ブサキ寺院へ到着した瞬間、壮大で美しい風景が目の前に広がりました。寺院は、海抜1000メートル以上の山の斜面にあり、寺院からはバリ島の壮大なパノラマが広がっています。敷地内には、聖なる水源や、神々への奉納を象徴する彫刻が点在し、厳かな雰囲気を醸し出しています。雲がかかってしまっていますが、あの雲の向こうにはアグン山が隠れているのです。

ブサキ寺院はバリ最古のヒンドゥ寺院とされ、その歴史は10世紀までさかのぼります。寺院は、海抜1000メートル以上の山の斜面に位置しており、寺院からはバリ島の壮大なパノラマが広がっています。敷地内には、聖なる水源や、神々への奉納を象徴する彫刻が点在し、厳かな雰囲気を醸し出しています。

ブサキ寺院はヒンドゥ教がバリに広まる以前から、アグン山への信仰の場としてバリの人々に親しまれてきました。バリヒンドゥが定着した16世紀にゲルゲル王朝の王家の寺院となって以来、人々の絶大な信仰を集めることになり、バリヒンドゥの総本山としての地位を確立しました。アグン山を背後に、大小さまざま寺院が集まるブサキ寺院には、メルとよばれる塔や見事な彫刻が施された石像がいくつも建っています。そんななかで正装した人々が熱心に参拝している姿を見ていると、信仰の場としての荘厳さが一層感じられます。

 バリの人々には先祖代々伝わる自分の家の寺院というものがあって、まずそこへお参りしてから、中央にあるプナタラン・アグン寺院を参拝します。

プナタラン・アグン寺院はヒンドゥ教の3大神のひとつ、シヴァ神が祀られています。さらにブラフマ神を祀るキドゥリン・クレテッ寺院、ヴィシュヌ神を祀るバトゥ・マテッ寺院がプナタラン・アグン寺院のそれぞれ南西と北西にあります。ブサキ寺院では大小さまざまな寺院が一堂に会し、熱心に参拝する人々の姿が見受けられます。

バリの人々には、自分の家の寺院としての信仰の場が存在し、それぞれが神々に対する深い敬意と信仰心を示しています。

神聖な祭事と祈り

ブサキ寺院では、毎日のよう儀式が行われています。ヒンドゥ教の神々への祈りと供物が捧げられ、この神聖な祈りの儀式は深い感銘を与え、特別な時間を過ごすことができました。

また、ブサキ寺院の一番てっぺんにある家族寺では、宗教を超えて祈りを捧げられるところになっていて、バリ島の地元の人々だけでなく、世界中から訪れる旅行者が、それぞれの願いを神々に捧げます。バリ式のお祈り体験もさせてもらい、我々も家族揃って祈りを捧げ、神々に感謝の気持ちを伝えました。

ブサキの美しい景色でエネルギーを得る

ブサキ寺院の一番上にある寺院で周囲を散策しました。遥か遠くまで広がる自然の美しい景色は、どこを見ても絵になるほど。寺院から見る景色は、その美しさと神秘性で私たちの心をつかんで離しませんでした。忘れられない思い出を残しました。

この日の経験は、私たち家族にとって一生の宝物となりました。バリヒンドゥ教の聖地であるブサキ寺院は、その歴史、文化、自然の美しさを体感できる素晴らしい場所です。ここで得たエネルギーを胸に、旅の次の目的地へと向かいました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。