【インドネシア渡航】世界遺産!タマン・アユン寺院は神秘的
ウブドから近いタマン・アユン寺院を訪問することになりました。数あるバリ島の寺院の中でも一番美しいと言われ世界遺産にも登録されています。メルという多重塔が並んでいるのが特徴の神秘的な場所となります。
タマン・アユン寺院とは
タマン・アユン寺院(Pura Taman Ayun)はウブド中心部から車で20分ほど走ったムングウィ村にある寺院で、バリ島では、バリ・ヒンドゥの総本山である「ブサキ寺院」についで2番目に大きな寺院となります。バリ島の神の山であるアグン山を模したメルという多重の塔が10基並んでいるのが特徴的です。
世界遺産の寺院
タマン・アユン寺院は世界に誇るバリ島の美しい寺院として、バリ島の世界遺産に認定れています。2012年にバリ州の文化的景観トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システムの構成資産のひとつとして登録されています。
「トリ・ヒタ・カラナ(Tri Hita Karana)」は神と人と自然の調和を意味するバリ・ヒンドゥの哲学のことを意味します。
「スバック(Subak)・システム」とは水田などの灌漑システムを管理するバリの伝統的な組合になります。
つまり「トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム」とは、バリ・ヒンドゥに基づいた伝統的な灌漑システムとなります。
タマン・アユン寺院は別名「水の神殿」と呼ばれ、寺院周辺の田園に水を流すために灌漑を管理する施設となります。この地域の豊穣や繁栄に欠かせない水利システムとして一番大きく美しい寺院としてユネスコに評価され世界遺産となりました。水の神殿、水の恵みに感謝する、まさに宗教と人間と自然が調和した寺院となっています。
美しい庭園
タマン・アユン寺院は、1637年にこの周辺を統治していたムングウィ王国を守る鎮護寺として建立されました。建設当初はタマン・アフユン寺院と呼ばれており「望みが叶う庭園」として設計されたので、美しさ重視の寺院となっています。中国出身の坊さんが設計したので忠実に風水を採用されています。ムングウィ王朝時代の繁栄を今に伝えるバリ島で最も優美な庭園のある寺院として現在でもバリの人々の信仰の場であり憩いの場となっています。
寺院の美しさに感動
タマン・アユン寺院は正方形の敷地のまわりをぐるりとお掘に囲われています。この堀こそ周辺の水田に水を供給するための灌漑システムとして世界遺産になった歴史的価値がある堀となります。寺院の入り口はバリ特有の邪悪なものを浄化するとされる割れ門をくぐると緑豊かな広大な庭園が広がります。受付で参拝料を支払い、短パンや短いスカートの方は、無料で緑色のサロン着用が義務付けられています。タンクトップなど肌の露出が多い服装は遠慮したいところですが、問題なく入場は許可されていました。緑豊かな庭園のような境内はゆっくりとのんびり散策すると最高に気分が良くなります。
2つ目の割れ門をくぐると寺院の中庭となります。奥には境内内部につながる巨大な門が出現します。この門から寺院の境内内部には寺院を管理する僧侶のみしか入ることができませんので、観光客は寺を取り囲む遊歩道から寺院内部を見物することになります。壁は低いので境内に入らなくても内部を良く見ることができます。
敷地の周りにも水路があり灌漑システムが寺院内部にも存在しています。境内の特徴としてメルという多重の塔が10基ならんでいます。
メルは3重から11重まで奇数の茅葺き屋根となっていて霊峰アグン山を模しているとも言われています。整然と並ぶメルの姿はとても神秘的です。
世界遺産の寺院を堪能
世界遺産に登録されていることもあって、見るもの全てが美しく寺院をゆっくりと堪能できます。人気の観光地であるウブドからも近いのでタマン・アユン寺院を訪問してみてはいかがでしょうか。
タマン・アユン寺院はこちら
入場料
外国人 30,000ルピア、インドネシア人 15,000ルピアとなります。
人気記事海外送金!インドネシアから日本に送金、ワイズ(Wise)とトップレミット(Topremit)どちらが良いか?