バルセロナからドーハを経て、ついにインドネシアのジャカルタへの帰路につきました。カタール航空の快適なB777-300ERでの移動は、夜空を越える長距離フライトになります。今回の渡航で慣れ親しんだ航空会社と機材での移動は、安心感をもたらしてくれました。
ドーハ国際空港からの出発時刻は夜の18時40分でした。目的地へは約7,000km、9時間のフライトが待っています。時差を考慮すると、到着は翌日の朝7時40分。スペインからの長旅、そして今回渡航で初めての夜行便を前に、体調管理が重要となります。飛行機はすでに出発の準備が整い、搭乗を待つ乗客たちでゲートは賑わっていました。ゲートを抜けて飛行機へと向かう通路を歩く時のわくわく感は、いつも特別なものがあります。
搭乗時には、乗務員の方々から温かい挨拶を受け、心地よいフライトの始まりを迎えました。
エコノミークラスでしたが、バルセロナからドーハへの前のフライトと同様に非常口席を予約していたため、足を思いっきり伸ばして旅行を楽しむことができました。機内は既に夜の闇に包まれ、窓の外には星空が広がっていました。
私の頭の中ではすでにジャカルタ時間に切り替えつつ、飛行機は静かに滑走路を進み、ドーハの夜空へと飛び立ちました。
飛行機が安定した飛行状態に入ると、機内サービスが始まりました。ドリンクサービスでは、リラックスを助けてくれる白ワインを選びました。機内食のオプションはビーフ、チキン、ミーゴレンの3種類で、私はビーフを選択しました。
食事の後、機内の照明は落とされ、私たちは暗闇の中でしっかりと休息を取ることができました。
眠りに落ちたり、うとうとしたりしながら、時間はあっという間に過ぎていきました。目を覚ますと、窓の外には薄明かりが見え始め、飛行機はすでにスマトラ島の上空を飛んでいました。ドーハを出発してから6時間が経過し、2回目の機内食が提供されました。頭はまだぼんやりとしていましたが、食欲はしっかりとあり、2回目の機内食も美味しくいただきました。
飛行機がジャカルタに近づくにつれて、外はだんだんと明るくなり、空は青く澄み渡っていました。ジャワ島の美しい風景が窓から見え始め、ついにジャカルタに到着しました。フライトは予定よりも30分早く到着し、全体的にスムーズな移動が実現しました。
スカルノハッタ空港のターミナル3に降り立ち、慣れ親しんだ風景と空気に迎えられ、安堵の息をつきました。長時間のフライトで疲れていましたが、機内でしっかり休むことができたおかげで、思ったよりも元気な状態を保つことができました。
しかし、旅はまだ終わりではありません。最終目的地はマカッサルであり、ジャカルタでは長い乗り継ぎ時間が待っています。そんな中でも、新しい一日が始まりました。