日本への一時帰国を考える時期となりました。通常であれば何も考えずにジャカルタ経由で帰国するのが一般的ですが、国際線路線復活で色々な経由便を使い安く帰国することも可能となってきました。マカッサルから帰国する便のシミュレーションをした結果を紹介します。
インドネシアから日本に帰国する場合のほとんどの方は、ジャカルタからJAL、ANA、ガルーダ・インドネシアで羽田か成田に行くパターンか、2022年11月以降はバリ・デンパサールから成田へ週3便運行ですが日本に向けて継続して運行中です。しかし、昨今のウクライナ情勢などの燃料高騰や円安の影響を受けて、通常の航空運賃に加算される燃料サージチャージが重くのしかかってきます。
直近の日本とインドネシアの燃料代はこのようになっていますが相変わらず、すごい金額です。航空運賃と合わせるとエコノミークラスでも片道8~10万円、往復は倍の金額と考えると、簡単には帰国できません。インドネシアから日本に向かう直行便を運行している3社は揃って同じ様な燃料サーチャージ代を徴収されてしまいますので、燃料サーチャージがかからないLCCなども選択肢となります。座席は窮屈ですが燃油代分を浮かせれば、豪華な食事もできるではと考えるようになりました。
シンガポールから成田に向かう直行便で、燃油サーチャージがかからない航空会社は2つあります。シンガポール航空LCCのスクートか、JALグループLCCのZIPエアです。どちらの機体はB787を使用していて、シンガポールから成田までは7時間程度なので耐えることはできそうです。航空運賃は、どちらも往復でも7~8万円位のチケットが購入できそうです。シンガポールで乗り継ぎする必要がありますが、、マカッサルからジャカルタで乗り継ぎするのであれば、同じ事です。スクートとZIPエアどちらも同じような時間帯でシンガポールを夜中に出発し、翌朝朝早く成田空港へ到着することになります。スクートは毎日運行しているのですが、ZIPエアは週3便(2023年1月16日以降は週4便)しかないので、旅程の調整が必要になります。マカッサルからシンガポールに向かう便との乗り継ぎ状況次第で便が決まることになりそうです。
マカッサルからシンガポールに行く直行便は、スクートとバティックエアがあります。
マカッサルからシンガポールの距離は、約 1,160 マイル(約 1,870 Km)です。東京羽田から宮古島間が1,158マイルなのでほぼ同じ距離です。3時間で移動することが可能です。マカッサルからジャカルタに移動することを考えると、大差はない感じです。バリやジャカルタなどを経由してシンガポールに行く方法もありますが、乗り継ぎ時間がかかりすぎるのと、やはり運賃は直行便の方が安く済みます。
マカッサル-シンガポール路線のスクートは、コロナ禍が落ち着いた2022年の10月から週2便(月曜、木曜)で運行を開始しています。スクートの運行に合わせてシンガポール経由で帰国しようかと考えていたところ、2022年12月にバティックエアが毎週月、水、金、日の週4便運行するという朗報が入りました。使用機材はボーイング737-800NGでビジネスクラス12席、エコノミークラス156席の国内線で使用している機材となります。スクートはエアバスA320でエコノミー180席タイプなのでまさしくLCCです。バティックエアは、ライオンエアのフルサービスキャリアなので座席間隔も広く、スクートよりは快適に移動できそうということで、バティックエアでシンガポールに移動する計画を立てることになります。バティックエアは、預け荷物がビジネスクラスは30Kg、エコノミークラス20Kgまでは無料となり、預け荷物代が別途かかるスクートよりも優位性があるのも魅力です。
今回帰国便は最終このように決まりました。
シンガポールで約9時間のトランジットが必要ですが、久しぶりのシンガポール乗り継ぎなのでラウンジ滞在などを楽しみにしたいと考えています。
こうして色々航空運賃やスケジュールをシュミレーションしながら、帰国便を選択していくのも楽しいものです。