【インドネシア果物】皮がヘビ柄⁉サラクはナッツ感覚!
果皮はまるでヘビ柄の果物「サラク」をご存知ですか!インパクトのある見た目で、現地の人に勧められるまで決して手に取ることのなかった果物ですが、見た目とは違うクセのないさわやかな味で人気があります。
本日は別名スネークフルーツとも呼ばれているサラクを紹介します。
サラクとは
サラク(Salak)は、和名はサラクヤシと呼ばれるヤシの一種で、インドネシアやマレーシアに自生しているヤシ科の仲間です。
同じサラクでも産地と種類によって若干姿は異なりますが、多くがヘビ柄のような皮をもっており、実の皮が赤褐色で鱗状になっています。スネークフルーツ (snakefruit) とも呼ばれる所以です。
最初にサラクを見た時、「ヘビのうろこ」や、「松ぼっくり」に似ていてこれが果物であるとは想像していませんでした。インパクトがあり、初めて勧められてもなかなか手が出しにくい食べ物でした。
中身はにんにく⁉
サラクの皮は硬く、ヘビの鱗のような模様に覆われているので、爪を使って皮を割ります。意外と簡単に剥くことが可能です。
中から出てきた実は、まるで大きいニンニクです。白くきれいな実は3つほどの大小の房に分かれていて、大きな房の中には種が入っています。種は食べられません。
さっぱりとした酸味が特徴
サラクの味は、品種によって歯触りが異なり、乾いてもろいものから水分が多くてぽりぽりしたものまで色々です。サクッとした食感と風味は、熟したリンゴに近く、甘くもないし柔らかくもありません。
油っぽいような独特の匂いがあり酸味と共に多少渋みがあるのも特徴です。
見た目と反してクセは少なく食べやすいかと思います。
産地によっても味が違い、ジャワ島産のほうがみずみずしく美味しいです。バリ島産のものは、もっと原始的な味で乾いた歯ごたえで、味も抜けたような感じです。バリ産は若干苦みが強いようにも思います。いろいろな産地や現地の人に美味しいものを勧めてもらうのが良いようです。
ナッツの感覚に似ている!
サラクの実は東南アジアではポピュラーなフルーツで現地の人にとても人気があります。
テーブルにサラクが置いてあり、会話をしながらナッツのようにサラクをつまみます。食感はサクッと、シャキッとポリッとした感じで、ナッツのような歯ごたえと言えばわかりやすいでしょうか?
全体的に薄い味で甘みが少ないせいもあり、何個食べても、「食べごたえ」を感じない不思議な食べ物です。ナッツのように、つい手が出て何個も食べてしまう感覚に似ています。そんな不思議な魅力のあるサラクですが、現地で是非食べてみてもらいたいフルーツです。