パンパン村のダヤク族の民族舞踊を見た後は、サマリンダ市内へと戻ってきました。サマリンダといえば、カリマンタン島最大の川であるマハカム川沿いに発展した街ですので、雄大なマハカム川を間近で見るために、川沿いの公園を訪問することになりました。
マハカム川(Sungai Mahakam)は、 インドネシアのカリマンタン島(ボルネオ島)の東カリマンタン州を流れる、カリマンタン島で最も流域面積の大きい河川となります。カリマンタンの山岳地域に源泉があり東方向に流れています。サマリンダから48Km離れた地点でマカッサル海峡の海に面します。石炭など鉱物資源や材木などを運搬する輸送経路となっていて、サマリンダの発展には欠かせない川となっています。
マタハム・ランピョン・ガーデン(Mahakam Lampion Garden)はサマリンダの観光名所のひとつで、マハカム川沿いに整備された公園となります。入場料15,000ルピアを払って中に入ります。
ランピョン(Lampion)とは、堤灯(ちょうちん)の意味で、夜になると動物や建物などがライトアップされた公園でマハタム川をゆっくりと眺めることができます。
インスタ映えするような観光名所の感じになっています。
ちょうど、運良く夕刻の時間に訪問したので、空がオレンジ色に染まり幻想的な雰囲気となりました。
雄大なマタハム川の流れはゆっくりで大型船もいくつか見え、物流拠点としてサマリンダの発展に寄与してきたことが理解できます。この公園ができる2015年以前はこのあたりはスラム街で犯罪が多発していた場所だったようですが、美しい綺麗な公園に整備され安心してマタハム川を眺めることができるようになったようです。
急遽予定が無かったサマリンダ訪問ですが、そろそろバリクパパンまで戻ることになりました。サマリンダで夕食をゆっくり食べてから帰りたかったのですが、レンタカーの制限時間が21時ということで、サマリンダを出発することにしました。再度高速道路を使って戻るのですが、あたりはすっかり真っ暗闇で、近くに街が全くないジャングルの中を走行していきます。車の窓を開けると、満点の星空が見えていてカリマンタン島は大自然の中に存在していることを改めて感じることができました。日帰りでのサマリンダに来て移動などがほとんどでしたが、カリマンタンの空気はスラウェシとはまた違った雰囲気を体験することができました。