バリクパパンで朝を迎えました。1日レンタカーを借りているので、自由に移動が可能なのですがバリクパパンは観光地的な場所がなく特段見るべきところもなさそうなので、東カリマンタン州都のサマリンダまで行くことになりました。
ホテルの朝食を済ませて、朝9時からレンタカーを1日12時間分チャーターしているので、車で移動しながら好きな場所に行くことができます。
レンタカーのドライバーと合流したので、バリクパパンの郊外にサンボジャという地域にオランウータンの保護区があるそうでせっかくの機会なのでオランウータンに会いたいとお願いしました。コロナ禍で休園している可能性があるので、事前に電話をしてもらい状況を確認してもらったところ、どうやら急なビジターには対応していないらしく入園は難しいとの答えでした。それでもどうしたら入園できるのかと聞いたところ、ワクチンを何回接種しているのかなどを聞かれ、接種証明があれば入園できるのかと思ったら、当日のPCR検査が必要のようです。細心のコロナ対策をしていな方はオランウータンとの面会はお断りとのことでした。オランウータンは人間に近い動物なので、万一観光客からコロナ感染してしまうと大変な迷惑がかかるのが判りました。それまではオランウータンに会いたいと安易に考えていましたが今回は行くのをやめようと決心しました。
急に行き先変更になったので、どうしようか数分考えた後、せっかく東カリマンタン州まで来ているので、州都サマリンダまで足を伸ばすことに決めました。バリクパパンとサマリンダの都市間は100Kmほど離れていますが、高速道路が完備されているので1時間ちょっとで移動可能です。バリクパパン・サマリンダ有料道路は2021年に完成したばかりで、カリマンタン島最初の高速道路になります。高速道路の長さは99.3Km両都市間を結ぶだけでなく今後新首都となる「ヌサンタラ」へアクセスするために建設されたようです。
ホテルを出発してしばらく市街地を走り、カランジョアン高速道路の入り口までやってきました。ここからサマリンダに向けて高速道路を走っていきます。できたばかりなので、舗装は綺麗で時速100キロメートルで走行してもほとんど揺れずに快適です。
オランウータン保護区があるサンボジャ料金所を過ぎると、パーキングエリアがありますのでトイレ休憩をかねて、コンビニでコーヒーを購入します。
インドマレット内にはコーヒーショップがあり、砂糖なしのアイスコーヒーをお願いしました。コンビニで市販されている缶コーヒーは全て甘い砂糖ありしかないので、コーヒーショップがあるのは嬉しい限りです。
再度出発していきます。右も左を見てもヤシの木ばかりのジャングルしかなく町らしきところはほとんど見当たりません。
道のほとんどが平坦な土地を果てしなく直線が続いていて気分は爽快です。
高速道路の終点まで来るともうサマリンダ市内です。初めて訪問するサマリンダの街はどんな感じかを楽しみたいと思います。