ジャカルタに到着して最初の宿泊はインドネシア最大のホテルグループである、ホテル・サンティカに宿泊することにしました。設備の割にはコスパが良いということで以前から宿泊していました。今回は、サンティカ・プレミア・ジャカルタの宿泊滞在レポートとなります。
インドネシア最大のホテルチェーンのひとつで、親会社が新聞やメディアで有名なコンパス・グループ(PT. Kompas Gramedia Group)が経営するホテルブランドです。実はこのホテルの設立の背景には、1978年にコンパス・デイリーの一時発行禁止を受けて、通信媒体としての本業以外の事業部門を多様化しようとしてホテル事業を考えたそうです。マスメディアであるコンパスが今後出版停止などの場合に備えて従業員の大量解雇を防止する目的だったそうです。
現在のホテル・サンティカには、ザ・ロイヤル・コレクション(The Royal Collection)、ホテル・サンティカ・プレミア(Hotel Santika Premiere)、ホテル・サンティカ(Hotel Santika)、アマリス・ホテル(Amaris Hotel)の4つのブランドがあり、インドネシアのほとんどの地域にサンティカ・グループのホテルが存在します。
ジャカルタ市内のスリピ(Slipi)にある、ホテル・サンティカ・プレミア・ジャカルタは、1996年に建設されて、1998年のアジア通貨危機の真っ最中にオープンしたそうです。全部で275室あり、2011年にインドネシアツーリズムアワード2011でベスト4つ星ホテル賞を受賞したそうです。既に建設してから25年以上経過しているため年数的にはやや古さを感じますが、ホテル自体が敷地面積も大きいので5つ星ホテルと呼んでもおかしくはないたたずまいを感じます。
ジャカルタ・スカルノハッタ空港からGRAB電気タクシーでホテル・サンティカに到着しました。空港からホテルまでは24Kmほどの距離で途中高速道路も夜間で空いていましたので30分ほどで到着しました。高速道路を降りてからすぐの場所にありますが、空港からも以外と近いし、ホテルからジャカルタの中心街まで5Kmほどで到着できるため、なかなか便利な立地となります。
ホテルのチェックインは、エスカレーターを上がった2階部分となります。
一部はロビーとなっていて、その奥の1階部分は、朝食会場にもなるレストランや、ラウンジ、屋外にはプールもあります。
サンティカはあらかじめ1泊料金に朝食が含まれているので、朝食なしは選択できないようになっています。もうすぐ夜中の12時になるような時間になってしましましたが、スムーズにチェックインさせてもらいました。早速部屋に向かいたいと思います。
今回宿泊する部屋は11階となります。黒や灰色を基調としたモダンな造りは、シンプルですが、落ち着きを感じる色使いで自分好みです。
部屋に入ると自動的にテレビが起動してコンパスニュースが流れるのは、さすがコンパス・グループのホテルだと感じます。シャワーや洗面台なども機能的に配置されています。
お湯と水の蛇口が2つあるタイプはお湯の調整がしにくいのであまり好きではありませんが、サンティカ特有の設備なので仕方ありません。
窓を開けると、ジャカルタの夜の街並みが絶景となりますです。サンティカ周辺は森が生い茂っているため高い建物がないのでそう感じるのですが、実は、森の中にはお墓が点在していてるのに夜は気が付かないので、夜景はとても良い感じにさせてくれます。夜も遅いので寝ることにします。
目が覚めて部屋のカーテンを開けると、ちょうど日の出を見ることができました。いい感じのホテルの外の風景は広がります。夜には良く見えなかったお墓もくっきりと見ることができました。ホテルの朝食は6時からスタートとなります。
ジャカルタでのアポイントの時間が8時と早いので、まだ多くの宿泊客が来る前に朝食を済ませます。
インドネシアのホテルらしく、インドネシアの郷土料理やローカル料理が数多く揃っています。
どれにするか迷う位に品数です、少量ずつ色々皿に盛り付けていたら、いっぱいになってしまいました。なかなか充実しているので、満足できると思います。
急いで朝食を済ませ、朝のミーティングに間に合うようにホテルを出発します。予定が変わる可能性があるので、チェックアウトは済ませて荷物だけはホテルに預けておきます。到着が遅かったので、ホテル滞在時間は短かったですが、移動の疲れがほとんどなくゆっくり休めたようです。この日の1泊の宿泊料金は、80万ルピア(約7,400円)となります。設備や朝食付きなどを考慮してもまずまずのコスパの高いホテルだと思います。ジャカルタ出張に便利な立地などでまた利用したいと思います。