スラヤール島での朝は、静かで穏やかな時間から始まりました。夜明け前、まだ真っ暗な中で目が覚め、バンガローの外に出て東の空が明るくなり始めるのを待ちました。朝日は山の陰から昇り始め、ヤシの木々がシルエットになって美しい南国の風景を作り出します。
空がオレンジ色に染まり、太陽の光が海に反射してキラキラと輝く瞬間は、まさに感動的です。
スナリ・リゾートのバンガローからは、透明な海の底までくっきりと見えるほどの美しい景色が広がっていました。
朝の光が海を照らし、魚たちが泳ぐ様子まで見ることができます。朝の静けさと美しい景色に包まれ、心が洗われるような気分でした。
朝食は、ナシゴレン、ミーゴレン、トーストの3種類から選べます。私はナシゴレンを選びました。海を見ながらの朝食は格別で、ナシゴレンの味も最高でした。スパイシーな風味と海の景色が絶妙にマッチして、忘れられない朝のひとときとなりました。
この日は、スラヤール島での滞在のメインイベントが盛りだくさんでした。まず、スラヤール県知事との面談です。県庁での面談では、スラヤールの現状や将来の展望について話し合い、地域発展の可能性を感じました。知事の熱意とビジョンには感銘を受け、スラヤールの未来に期待が高まりました。
次に、水産局からのプレゼンテーションが行われました。スラヤール島は豊かな漁場を持ち、漁業が主要な産業の一つです。プレゼンテーションでは、最新の漁業技術や持続可能な漁業の取り組みについて説明がありました。地域の漁業の現状と課題、将来の可能性について深く理解することができました。
午後には、ハサヌディン大学を訪問しました。大学では、研究施設や学生たちの活動を見学し、教育機関としての役割や地域との連携について学びました。大学の教授たちと交流し、地域の発展に向けた共同研究やプロジェクトについて意見交換を行いました。
最後に、水産設備の見学です。スラヤール島の漁業インフラが整っており、見学を通じて、漁業の現場での取り組みや技術革新について学び、非常に有意義な時間を過ごしました。これらの訪問を通じて、スラヤールのポテンシャルと可能性を強く感じることができました。
一連の訪問が終わった後、スラヤールのおしゃれなカフェ「Dierra Café & Resto」に立ち寄ることにしました。ここはスラヤールでは珍しいエアコンが効いた大型カフェで、地元の人々にも観光客にも人気があります。2階にはVIPルームやキッズルームがあり、打ち合わせや家族連れにも最適です。
カフェの雰囲気はとても落ち着いていて、モダンなインテリアが心地よい空間を作り出しています。昼食を兼ねて利用しましたが、メニューは豊富で、インドネシア料理から洋食まで幅広く提供されています。特にナシゴレンとサテは絶品で、スラヤール価格で非常にリーズナブルでした。食事のクオリティも高く、味もボリュームも大満足でした。
WiFiも高速で、電源も完備されており、仕事やリラックスに最適な場所です。長時間の滞在も快適に過ごせるように配慮されています。カフェでのんびりと過ごしながら、スラヤール島での経験を振り返り、次の計画を立てました。地元の若者たちが集まる賑やかな雰囲気も楽しむことができました。
スラヤールの魅力にあふれた1日を過ごし、再びスナリ・ビーチリゾートに戻りました。ちょうど夕陽が海に沈む瞬間に立ち会い、幸せなひとときを過ごしました。夕陽の中でカヤックを体験することにしました。カヤックは初めての体験でしたが、スタッフが丁寧に教えてくれたので安心して楽しむことができました。
最初は緊張しながらゆっくりとパドルを漕ぎましたが、次第にコツがわかってくるとスピードも出て、思うように方向を変えることができるようになりました。波がほとんどないため、揺れもなく非常に気持ちの良い時間を過ごせました。夕陽が水平線に沈み、空と海が赤く染まる中でのカヤック体験は、まさに幻想的で忘れられない思い出となりました。
スラヤール島での滞在を振り返りながら、心地よい疲れとともにリゾートでの夜を迎えました。この旅で得た経験と出会いは、私の心に深く刻まれました。スラヤール島の自然の美しさと人々の温かさに触れ、また訪れたいと思う素晴らしい場所でした。