スラヤール滞在最終日となりました。スナリ・ビーチリゾートではいつものように素晴らしい朝からスタートしました。
このまま時が止まってこの風景をいつまでも味わいたいと思うのですが、帰路につかないといけませんので、準備をしてホテルを出発することにしました。ホテルから車で40分ほどの場所に隠れ家的なビーチがあるということで、行ってみることにしました。
プナガンビーチ(Pantai Punagaan)は、スラヤールの県都ベンテン市から約15kmのボントシクユ地区パティレレン村にあります。
途中、西海岸から東海岸に移動するために山を超える必要があります。
80%は舗装された道路で快適に移動できますが、途中の集落には未舗装の道路が一部残っており、ガタガタ道を走る必要があります。
ほとんど車が通らない山道を40分ほど走ると到着です。
プナガンビーチは、断崖絶壁の湾状の観光スポットで、小さな木造の桟橋が特徴です。
桟橋からは海に入らなくても美しい海を眺めることができ、透明な海とサンゴ礁に囲まれたこの場所は、シュノーケリングに最適です。到着すると、透き通った海が広がり、その美しさに息をのむほどでした。
ビーチには観光客も少なく、静かでプライベートな雰囲気を楽しむことができました。岩場に腰を下ろし、波の音を聞きながらしばしの間リラックスしました。
心地よい風と美しい風景に癒されました。ひとときのやすらぎを味わい、美しい景色に心が癒されました。
フェリーに乗船するためパマタタ港に向かいます。プナガンビーチを後にして、ベンテンを経由して移動します。スラヤールの水産局にお願いして、すでにフェリー搭乗のための整理券を取得してもらっていたので、安心して移動ができました。13時出港の予定なので、1時間前の12時前までに港に到着するようにと連絡がありました。プナガンビーチからベンテンまで30分、ベンテンからパマタタ港までは1時間ほどかかるので、ちょうど12時頃に到着予定です。
美しい海岸を見ながらの海岸沿いの爽やかな道路を走りながら、スラヤール島での滞在を懐かしく思い返しました。スラヤール島の風景は、海と山が織りなす美しいコントラストが印象的です。緑豊かな山々と青い海、そして白い砂浜が広がる風景は、まるで絵葉書のような美しさです。道路は舗装されており、快適なドライブが楽しめます。途中、地元の人々が生活する小さな集落を通り過ぎると、子供たちが元気に遊んでいる様子や、漁師たちが漁から戻ってくる姿が見られました。地域の生活を垣間見ることができる瞬間は、旅の醍醐味の一つです。
12時ちょうどにパマタタ港に到着しました。港のチケット売り場前の巨大な駐車場は、出港1時間前とは思えないほどがらんとしていてひっそりとしています。窓口に行ってみると、待合スペースには誰もおらず、チケット売り場も閉まっている状態でした。
嫌な予感が漂い、周辺の地元の方に聞いてみると、1時間前に出港したとのこと。しかし、詳しく聞くと、乗船予定の13時の船もあり、まだ港に到着していないとの情報を得ました。前の運行予定の船の出発が3時間ほど遅れていたため、一部のトラックや車が前の船に乗ってしまったようで、ひっそりとしていたのです。ほっと胸をなでおろし、港の入口にある港湾の窓口で整理券を受け取り、港湾使用税を支払いました。
船が来るまでしばらく休憩することにしました。ほとんどの店が閉まっていて、唯一空いていた売店でカップ麺を食べることにしました。
待ち時間にカップ麺を食べながら、周囲の風景や港の静けさを楽しみました。地方の港らしいのんびりとした雰囲気に包まれ、時間がゆっくりと流れるのを感じました。
チケット売り場が開いたとの情報があり、再度待合室に行きましたが、相変わらず窓口では順番があってないような状態です。窓口スタッフが一人しかおらず、乗船名簿に乗客の名前と年齢をインプットして、乗船券の受け渡しや支払いなどを一人でこなしているので気の毒でした。
ようやく順番が回ってきて、いざ支払いとなったら、銀行E-マネーはマンデリ銀行かBRI銀行しか使えないとのこと。BNI銀行のタップキャッシュの機械が壊れているということで、仕方なく銀行送金することにしましたが、非常にわかりにくい印象です。無事発券を済ませたところで、船が到着したようで、車に乗り込み桟橋へと向かいました。
スラヤールを離れ、再度スラウェシ島ビラまで移動することになります。スラヤール島での素晴らしい滞在を振り返りながら、心地よい疲れとともに乗船しました。