Categories: Indonesia

スラヤール島出発フェリーの旅

スラヤール島での滞在は、美しい自然と地元の温かい人々に囲まれた素晴らしい時間でした。透き通ったエメラルドグリーンの海、静かなビーチ、心温まる出会いと充実したミーティングの数々。これらの経験を胸に、ついにスラヤール島を離れ、スラウェシ本島のビラへ戻る時がやってきました。スラヤール島からのフェリーでの帰路フェリーでの快適な船旅、スムーズな下船と続くビラまでの移動をお伝えします。

空いている船内

スラヤール滞在を終え、パマタタ港からフェリーに乗ってスラウェシ本島ビラに向かうことになりました。

桟橋から車でフェリーに乗り込むと、行きとは違ってバスや大型トラックの姿がなく、自動車や小型トラックが10台程度とかなり空いている状況でした。

行きのフェリーはものすごい混雑でしたので、かなり対照的です。

乗客にとっては空いているのはありがたいので、早速船内へと入っていきます。

2階部分はすべて客室となっていて、座席が整然と並んでいます。行きのフェリーは座席も寝台も混み合っていましたが、このフェリーには寝台がなく、その代わりに広々とした座席スペースが用意されていました。船内が空いているため、乗客同士の距離も保たれ、座席の配置もゆったりとしており長時間の航海でも快適に過ごせそうです。

船長にお願いして3階部分を見せてもらうことになりました。一番前が操縦席となっていて、コンパクトなスペースに機器が並んでいます。

そのかわり、船の後ろにはゆったりとした座席があり、ここで船内を過ごすことができるとの許可が出ました。

船長の趣味なのか、インコがいたり、植木が置かれていたりして、船内の雰囲気を和ませています。

このようなユニークな飾り付けは、船の違いを楽しむポイントの一つです。

乗客が少ないおかげで、早々に乗船手続きが完了し、出航の準備が整いました。定刻13時発でしたが、13時15分に港を離れることになりました。

スラヤール島を後に

スラヤール島のエメラルドグリーンの海を出発し、一路ビラ港に向かいます。

出航してしばらくは、スラヤール島の先端を見ながら船は北上していきます。キラキラと輝く海をゆっくりとしたスピードで進んでいき、心地よい海風がとても気持ち良いです。デッキでの風を感じながら美しい景色を眺める時間は、この旅の中でも特に贅沢なひとときでした。

航海中、海鳥がフェリーの周りを飛び交い、時折水面に舞い降りて魚を捕らえる姿が見られました。海は驚くほど穏やかで、波も少なく、船の揺れもほとんど感じませんでした。この静かな海の上での船旅は、まるで時間がゆっくりと流れているかのような感覚を味わえました。

途中、スラヤール行きのフェリーと汽笛を鳴らしながらすれ違う場面がありました。手を振ってもらいながら行き違う瞬間は、旅の一コマとして心に残るものとなりました。船上から見えるスラヤール島の景色は、離れていくほどに美しさが増し、エメラルドグリーンの海と緑豊かな島が一体となって印象的でした。

乗客や車が少なかったせいか、フェリーは通常よりも早く進み、1時間45分で終着地点のビラ港に到着しました。

この早さは、乗客にとっても嬉しいサプライズでした。15時ちょうどに到着し、予定よりも30分早い到着となりました。

ビラ港到着とスムーズな下船

ビラ港に到着すると、下船の準備を始めました。車に乗り込み、桟橋を降りる準備をします。行きのフェリーの時とは違い、乗客が少なかったため、下船もスムーズに進みました。船のスタッフが丁寧に誘導してくれたおかげで、車もすぐに出発することができました。

ビラ港に到着し、港の雰囲気を感じながら車を進めます。広々とした駐車場は思った以上に静かで、周囲には青々とした木々が生い茂り、心地よい空気が漂っていました。こうして無事にスラヤール島から帰還し、ビラに戻ることができました。

ビラからマカッサルまでは、車で5~6時間かかります。このままマカッサルに行くと到着が夜になってしまいますので、あらかじめフェリーの遅れを想定してビラに1泊することにしていました。

予想に反して時間通りにビラに到着しましたが、これも運が良かったと思いながら、今日の宿泊先でゆっくりと過ごすことにしました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。