南スラウェシの秘境・スラヤール島へ!マカッサルからの直行便が再開

Indonesia Makassar

インドネシアの南スラウェシ州に位置するスラヤール島は、その手つかずの自然と美しい海で知られる秘境です。これまでアクセスの難しさから訪れる人も限られていましたが、2025年3月20日よりWings Airがマカッサルからスラヤールへの直行便を再開します。これにより、スラヤール島への旅が格段に便利になり、多くの旅行者にとって新たな魅力的な目的地となることでしょう。

アクセス困難な秘境から格段に便利に!

インドネシア・南スラウェシ州に位置するスラヤール島。その手つかずの自然と美しい海で知られた秘境は、従来、陸路と海路を組み合わせるしかアクセス方法がありませんでした。例えばマカッサルからバスや車で5~6時間かけて南スラウェシ南端の港(ビラ港など)へ行き、そこから約2時間フェリーに揺られ、さらに島内で2時間の移動を要するなど、合計10時間以上かかるのが当たり前。日数にも余裕が必要だったため、観光地化が進まず限られた旅人しか訪れない、知る人ぞ知る絶景の島でした。

しかし、2025年3月20日よりWings Airがマカッサルからスラヤールへの直行便を再開したことで、所要時間は約50分に短縮。にわかに旅行者の注目を集める新たなリゾートとして一気に身近な存在となりました。

直行便再開の概要

フライトスケジュール

ウイングスエア(Wings Air)

マカッサル(UPG)→スラヤール(KSR)

12時20分WITA 出発 → 13時30分WITA 到着

スラヤール(KSR)→マカッサル(UPG)

13時35分WITA 出発 → 14時25分WITA 到着

運航日:毎週 火曜・木曜・土曜

所要時間はわずか約50分。

長い陸路と海路を乗り継ぎ10時間以上かかる行程を考えると、夢のような大幅時短に成功しました。これにより、日程に余裕のない旅行者でも気軽にスラヤールを目指すことが可能になったのです。

スラヤール島の基本情報

  • 位置:南スラウェシ州、マカッサルから南に約190km
  • 島の規模:南北約80km、東西約15kmの細長い形状
  • 人口:約14万人
  • 中心地(首都):Benteng(ベンテン)
  • 西海岸の中央部に位置する行政・商業の中心地
  • 気候:熱帯モンスーン気候

乾季(4月〜10月頃)に晴天が多く、海も穏やかでベストシーズンになります。

スラヤール島を訪れるべき理由

(1) 手つかずの自然と絶景ビーチ

スラヤール島が秘境と称される最大の理由は、ほとんど開発が進んでいない手つかずの自然。エメラルドグリーンのビーチ、野生の動植物が生息する森林、そして透き通る海が訪れた人を瞬時に魅了します。

(2) ダイビングとシュノーケリングの楽園:タカボネラテ国立公園

タカボネラテ(Taka Bonerate)国立公園は、世界有数のサンゴ礁地帯としてダイバーの聖地とも呼ばれます。

ウミガメやイルカ、カラフルな熱帯魚が群れを成して泳ぐ海中世界は、初心者から上級者まで幅広く対応するダイビングショップが複数存在します。

シュノーケリングでも十分に美しいサンゴ礁と出会えるため、気軽に海の魅力を堪能できます。

(3) 干潮時のみ現れる「リダ・ビーチ」の神秘

ジナト島にある「リダ・ビーチ(Lidah Beach)」は、干潮時だけ現れる細長い砂洲(さす)。一面の海のなかから白い舌のように伸びる姿が印象的で、絶好のフォトジェニックスポットです。

近隣島々へ行くアイランドホッピング時にぜひ立ち寄りたい場所の一つとなっています。

おすすめアクティビティ

(1) アイランドホッピング

スラヤール島周辺には大小さまざまな離島が点在。無人島に上陸してプライベート感を満喫したり、サンゴ礁の海でのシュノーケリングを楽しんだりと、多彩な体験が可能です。

(2) カフェ巡り・ビーチリゾート体験

ベンテン周辺にはローカルカフェやリゾートのビーチバーも徐々に増加。南国フルーツのスムージーやローカルコーヒーを片手に、サンセットをゆったり堪能するのも至福のひとときです。

(3) トレッキング・エコツアー

島の内陸部には森林や小高い丘があり、現地ガイドと回るエコツアーやハイキングがおすすめ。滝や展望スポットに出会えることもしばしば。

都市部とは違う、ゆったりとした島の時間を感じながら自然を満喫できます。

宿泊施設

ベンテン周辺には中~高級ホテルやリゾートが少数存在。ダイビングリゾート併設の宿もあるため、体験したいアクティビティに合わせて選択が可能です。

民泊スタイルのローカルゲストハウスもあり、島の暮らしに密着した体験を求める方にはぴったりです。まだ観光インフラが整いきっていない部分もあるため、不便を楽しむつもりで訪れましょう。ローカルの人々との触れ合いを大切にすることで、ディープな旅の思い出が増えるはずです。

新たな観光シーズンへの期待

以前は「まる1日の移動」とも言われたスラヤール島への旅が、片道約50分の直行便で楽にアクセス可能となりました。時間と労力のハードルが大きく下がったことで、未開の自然と豊かな文化を誇るこの島が、今後南スラウェシを代表するリゾートとして脚光を浴びる日はそう遠くないでしょう。

 

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