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スマラン到着後の市内バス移動 ―ライオンエアから鉄道への乗り継ぎ

マカッサルから始まる今回の旅は、ジャワ島のスマランを経由して、最終目的地である西ジャワ・チルボンへと続きます。スマラン到着後は、空港から列車の駅までローカルな交通手段を利用し、地元の人々と触れ合いながらゆっくりと街を巡る計画です。今回のジャワ島横断の旅が始まります。

スマラン・アフマドヤニ空港に到着

ライオンエアでのフライトを経て、ようやく中部ジャワのスマラン・アフマドヤニ空港に到着しました。フライトは20分ほどの遅れで、予定通りとはいかないもののライオンエアとしては順調な到着と言えます。空港に降り立つと、列車の出発まで余裕があり、急がずに行動できることが分かり、心に余裕が生まれました。

今回は機体の最後尾に座っていたため、通常なら最後に降りることを覚悟していました。しかし、この日は幸運にも後方のドアが開けられ、後部の乗客がすぐに降りられるようになっていたため、スムーズに降機することができました。200人以上が搭乗しているB737-900ER機ですから、次の便の準備を考えれば、できるだけ早く乗客を降ろしたいという配慮が感じられます。

タラップを使ってスマランの地に足を踏み入れると、そこにはどんよりとした黒い雲が広がっていました。雨季が近づくこの時期、スコールが降る可能性も高く、駅までの移動中に雨が降らないよう祈りつつ、空港ターミナルに向かいます。横を通るB737-900ERの機体は圧巻で、久しぶりの空港の美しさを堪能しながら到着ターミナルへと歩みを進めました。

アフマドヤニ空港から市内バスの選択

アフマドヤニ空港に到着し、懐かしい雰囲気を味わいながらターミナル内をゆっくり見て回りました。ここはいつ訪れても清潔感があり、美しいデザインが特徴的です。

時間にも余裕があったため、観光客やビジネス客が行き交うターミナルの喧騒を楽しみながら、次の移動手段を考えることにしました。スマラン・タワン駅へは列車の出発まで約3時間あるため、タクシーを利用すると早く着きすぎてしまうと判断し、スマランの市内バス「トランス・スマラン」を利用することに。

この市内バスは市内の主要スポットを循環しており、スマランを観光するにも便利です。加えて、電子マネーを利用すれば片道わずか3,500ルピアで乗車可能。驚きの低価格で、ローカルな人々に混ざりながらのんびり移動する楽しさも味わえます。

バス乗り場は以前に使ったことがあるため場所は把握していましたが、ターミナルの一部が工事中で、バス停までのアクセスが少し制限されていました。遠回りしながらも無事にバス停にたどり着き、コリドー5のバスに乗り込む準備をしました。

トランス・スマランでの乗り継ぎ

空港から市内へ向かうために乗ったコリドー5のバスは、スマラン市内の東西を結ぶ路線で、多くの乗客で賑わっていました。トランス・スマランの便利なところは、スマートフォンアプリでバスの位置や運行状況、バス停の場所などを確認できることです。これにより、どこで降りてどこで乗り換えればよいのかが明確に分かり、初めて利用する人にも親切な仕組みが整備されています。

最初の乗り換えポイントはCakrawalaバス停。空港の南東側の滑走路近くに位置しており、飛行機がちょうど着陸する様子を間近に見ることができました。

スマランの幹線道路沿いに位置するこのバス停は、ビジネス街や商業施設が立ち並ぶエリアでもあり、多くの人々がバスの乗り換えに利用しています。ここでコリドー1に乗り換え、スマラン・タワン駅方面に向かうことにしました。

タクシーでの駅へ

コリドー1に乗り換えたものの、スマラン・タワン駅に直行するバスは存在せず、もう一度コリドー4に乗り換えなければなりません。タワン駅はスマラン市内でも南東部に位置しており、トランス・スマランのルート上では遠回りになってしまいます。このため、バスで行けるところまで移動した後、そこからタクシーで駅へ向かうことにしました。こうしたタクシーとの併用は、バス利用の効率を考えた柔軟な移動方法です。

バスの窓から見えるスマランの景色は、青空と曇りが交錯する印象的な空が広がり、地元の人々の生活感が溢れる市街地や賑わいのある商店街が続きます。最寄りのバス停で降りた後は、配車アプリを使ってタクシーを手配。駅までの最後の移動は快適で、途中で運転手の方からスマランのおすすめスポットについても聞くことができました。地元ならではの視点での案内に、次回の訪問への楽しみも増えます。

次の目的地へ

スマラン・タワン駅に到着すると、改札から見える駅舎の風格ある建物が目を引きます。この駅はスマランの歴史的な交通の要所として、多くの旅人が行き交う場所であり、駅舎のレトロなデザインと活気ある雰囲気が素敵です。時間の余裕もあるため、少し駅前周辺を歩きながらスマランの街を堪能しました。次に乗る列車は、目的地である西ジャワ・チルボンへ向かうもの。長時間の移動となるため、旅の準備を整え、リラックスした気持ちで列車に乗り込む準備が整いました。スマランでの空港到着から列車の出発までのひとときは、バスを利用して移動することで、新たな発見があり、地元の生活に触れる素晴らしい体験となりました。

kenji kuzunuki

葛貫ケンジ@インドネシアの海で闘う社長🇮🇩 Kenndo Fisheries 代表🏢 インドネシア全国の魅力を発信🎥 タコなどの水産会社を経営中25年間サラリーマン人生から、インドネシアで起業してインドネシアライフを満喫しています。 インドネシア情報だけでなく、営業部門に長年いましたので、営業についてや、今プログラミングを勉強中ですので、皆さんのお役にたつ情報をお伝えします。