カタール航空の快適なフライトを経て、無事ジャカルタ・スカルノハッタ空港に到着しました。次の目的地、マカッサルへの移動を控えていたのですが、予約していたシティリンクのフライトが遅延し、出発が夕方に変更されるという予期せぬ知らせが届きました。これによりスカルノハッタ空港で10時間もの時間を過ごすことになりましたが、インドネシアのゆったりとした時間の流れを感じることができ、これがまた楽しい瞬間でした。
ドーハからのフライトは非常にスムーズで、予定通り朝7時40分にスカルノハッタ国際空港に到着しました。18時間以上のフライトと乗り継ぎを経て、最後の区間はエコノミークラスの夜行便でしたが、窓側の非常口席で足を伸ばし、仮眠を取ることができたため、疲れを感じることなく再びインドネシアの地を踏むことができました。飛行機を降り、入国審査をスムーズに済ませ、荷物を受け取り、ターミナルの外へと足を運びました。
メールをチェックすると、シティリンクから出発遅延のお知らせが届いており、当初の計画が大きく狂ってしまいました。カタール航空のフライトが遅れても十分に乗り継ぎが可能だと思っていたシティリンクのQG426便が18時出発に変更となり、ターミナルの外に出たのが8時だったため、出発まで実に10時間もの空き時間ができてしまいました。この状況を何とかしようと、他のシティリンクの便に振り替えてもらえるか調べましたが、朝5時発の便しか存在せず、それはすでに出発していました。もし可能であれば、ジャカルタで一泊して翌日マカッサルに移動することも考えましたが、翌日は朝からマカッサルで重要な用事があるため、それも不可能でした。結局、私は覚悟を決め、空港内で搭乗時間まで過ごすことにしました。
大きな荷物を抱えていた私は、ターミナル3にある荷物預かり所を利用することにしました。到着すると、受付には誰もおらず、一瞬閉店してしまったのかと不安になりましたが、少し待っているとスタッフが戻ってきました。24時間オープンのサービスだったのですが、ちょうどスタッフが朝食を取りに行っていたようです。インドネシアあるあるなので、気にもならず、スタッフが笑顔で対応してくれて心地よさを感じます。大きなキャリーバックを預けることができ、身軽になった私は空港内で何をして時間を潰そうかと考えました。
カプセルホテルで少し休むことも考えましたが、時差ぼけが再発してしまいそうで、翌日以降の予定に影響を与えそうだったので、それは避けました。代わりに、空港内の様々なレストランやカフェを巡りながら時間を過ごし、チェックイン時間が来たらラウンジでリラックスする計画を立てました。もし体調が良ければジャカルタ市内へ出かけることも検討しましたが、中途半端な時間になりそうで、疲れてしまうのは避けたかったので、空港内で過ごすことにしました。
こうして、スカルノハッタ空港での長いトランジットが始まりました。スカルノハッタ空港内には、色々な施設やサービス、レストラン・カフェなどがありますので、空港内での時間を最大限に活用し、新たな発見が見つかるかもしれません。インドネシアに来て、最初の試練が飛行機遅延とは、やっぱりスケジュール通りに物事が進まないのがインドネシアです。しかし、このゆったりとした時間の流れは、インドネシアの魅力の一つでもあります。やっぱり、この国は私の性に合っているようです。やっぱりインドネシアは楽しい!