成田空港からジャカルタへの8時間フライトは、2024年の新たな始まりを感じさせるものでした。家を出てからこの新しい地に足を踏み入れるまで、総移動時間は約12時間に及びました。
JAL725便はターミナル3のサテライト部分に接続し、入国審査の場所までは長い歩行が必要でしたが、これが長時間のフライトで固まった体をほぐすのにちょうど良かったです。
ターミナルに降り立ち、冷たいエアコンの効いた空間を歩くと、一時的に寒さを感じました。通常、夕方は国際線の到着で混雑する入国審査ですが、この日は比較的空いており、手続きはスムーズに進みました。
すでに到着していたANAの羽田発NH855便の乗客もほとんど入国を終えており、静かな雰囲気の中で、一時滞在ビザ専用のKITASレーンを利用し、迅速に入国しました。荷物受取も効率的で、プライオリティタグ付きの荷物は既にレーンに出ている状態でした。
事前にWEBで完了した税関申告は、QRコードをスキャンするだけで手続きが完了。X線検査に少し時間がかかりましたが、特に問題なく通過できました。出口近くには没収されたお酒が多く並んでおり、税関の厳しさを物語っていました。ターミナル外に出ると、雨上がりのジャカルタの蒸し暑さが一気に襲ってきました。冷房の効いた室内からの温度差は30℃以上。すぐに半袖に着替えて、ジャカルタの暑さに適応しました。
ターミナルの外ではタクシーの呼び込みが活発でしたが、私はGRABタクシーを選択。空港からの短距離移動にもかかわらず、料金は87,500ルピア(約800円)となりました。
空港料金や税金が追加されているため、通常よりは高めですが、日本のタクシー料金と比較すると格安です。GRABタクシーのデメリットは、ピックアップポイントまでの待ち時間。ターミナル外で15~20分待つ必要がありますが、急ぐ場合はブルーバードタクシーが便利です。短距離移動ではドライバーが不機嫌になることもありますが、ジャカルタ中心部への移動では彼らも機嫌よく運転してくれます。
空港から10分ほどで、私の定宿であるオーチャードホテルに到着しました。長いフライトと移動の疲れを感じながらも、インドネシアの生活に早く慣れることを期待しています。
この日はゆっくり休息し、翌日のマカッサルへの移動の準備をします。ジャカルタの夜は静かに更けていきます。