インドネシアは世界一のイスラム国家で、9割近くはイスラム教を信じています。特にマカッサルは、イスラムが大多数を占める都市で、モスクも数多くあり、毎日お祈りの時間を伝える「アザーン」が町中に鳴り響いています。
そんなマカッサルでも一部中華系の人々が住んでいて、中華街を形成しています。中華系の人々はほとんどがイスラム教ではないため、もちろん豚を食べます。マカッサルでも少量ながら豚肉の流通があり、一部のお店では豚料理を食べる事ができます。
毎日鶏料理だけでは、飽きてしまいますので、豚料理のおいしい店を探すことになります。
今回は、豚の串焼きを提供するシャオカオ(SHAO KAO)をご紹介します。
シャオカオは、中国語でバーベキューの意味の通り、串焼きの専門店となります。入り口のドアに、「ノンハラル」と書かれています。豚料理を出すお店として知らないムスリムのために書いてあるのでしょうけど、表示してあるのは珍しいと思います。
マカッサルでも、特に若いムスリムは、お酒を飲む人も多くなってきて、変わってきたなと感じます。ただ、お酒は飲んでも豚は食べない人が多く豚料理のお店では、ムスリムはほとんど見かけません。
店の入り口から入ると正面に冷蔵ケースがあり、まだ焼いていない串刺しされた豚肉がきれいに陳列されています。豚だけでなく、鶏肉、牛肉、野菜など30アイテムほどありバラエティに富んでいます。
席に案内されて、まずビンタンビールを頼みます。冷え冷えのビールが来たので、まずは合格点です。
次に、ショーケースに戻り、食べたい串を選びます。豚ロース串、バラ串と鳥皮串を3本ずつ頼みました。すると、1本頼むともう1本サービスと言われ、6本ずつ来てしまいました。
1本10000Rpですので、5000Rp(38円)と激安です。焼き方は、塩だけでカリカリに焼いて欲しいとオーダーしました。
しばらくすると、串焼きが到着しました。焼き加減塩加減も丁度よく、新橋の焼きトン屋を思い出すような、クオリティです。串焼きを食べながら、ビールが進みます。串焼き以外に野菜のチャプチェをオーダーしましたが、串焼きとビールで充分満足できます。
豚串焼きが食べられる店として、十分な品質と安い価格で次回も来店したいと思います。
今日のお店はこちら ↓
シャオカオ