インドネシアの最西端アチェ州に属するインド洋に浮かぶ島、シメウル島にやってきました。滞在2日目の離島での滞在の様子をご覧ください。
シメウル島での朝の目覚めは波の音でした。心地よいリズムですっきりとした目覚めです。時間は朝の5時まだ夜が明けない時間ですので、外は真っ暗闇です。シメウル島はインドネシア西部時間なので、ジャカルタなどのジャワ島と同じ時間を採用しているのですが、ジャカルタから西方向の経度に位置していますので、夜明けは7時頃となります。コテージのテラスで、パソコン作業をしながら夜明けを待ちます。
7時過ぎに夜が明けました。今日も残念ながらどんよりとした曇り空です。晴れるとサンゴ礁のエメラルドグリーンの海が広がるはずですが、仕方がありません。コテージの前は、砂浜ではなく、サンゴの岩に囲まれた形で、奥に波がありますので、一気の海が深くなっています。
せっかくなので、早朝海水浴とばかりに、海の中へ突入。外の気温よりも海は暖かく、さすが南国の海は気持ちが良いです。50mほど入っても、膝の上までの水深ですが、その奥は2m以上の大波が押し寄せていますので、さすがに誰もいない海でおぼれてしまっては、助けもきてくれないだろうということで、引き返します。時より押し寄せる大波はサーファーにとっては魅力的なところなのでしょうが、全くサーフィンの経験がないので、丘で波を眺めるだけにしたいと思います。
8時過ぎに、朝食の時間となりました。案内役のインドネシアスタッフも朝食時間に合わせて起きてきました。コテージ内には食堂の離れがあり、我々2人のためだけに朝食を用意してくれています。
本日のメニューは、パン、ナシゴレン、アヤムゴレン、ソーセージ、オムレツ、きゅうりスライス、コーヒーとなります。
海を眺めながらの朝食です。コテージは貸し切り状態なので、他には誰もお客さんがいないのですが、子猫たちが一緒に食事をしてくれるようです。
せっかくなので、昨晩工場からもらったハイネケンを1本開けて、朝ビールで乾杯。気分が良くなったところで、食事。
2人では食べきれない量を用意してくれ、ナシゴレンは、アチェ風かシメウル風かわかりませんが、ピリッと辛いケチャップライスのような味で美味しく食べる事ができました。トーストもいただき、大満足です。
アチェ名物のコーヒーを飲みながらのんびりとした朝を迎えることができました。
のんびりとした景色とコテージ内での宿泊も快適に過ごす事ができましたので、もう1泊このコテージでお世話になることにしました。
9時過ぎに工場から迎えの車が到着しましたので、コテージを出発します。海岸沿いのヤシの木を見ながら1時間ほど走って、工場へ到着。工場の道の反対側のカフェの2階から呼ぶ声が聞こえます。仕事モードに入る予定が、一気にトーンダウンです。
カフェで工場スタッフとミーティンという名の雑談。結局ここで3時間ほど費やしてしまいました。なんとも言えない長閑なところは、今の現代の逆をいく形で時間という概念がなくなった新鮮味を覚えます。仕事がしたくなったら仕事をして、お腹が空いたら食事をして、眠くなったら寝ると、まったく時間とは無縁で、どちらかというと本能に従って生きる感じです。
そんな状態で、午後の時間に突入。すっかり離島のペースにはまっていきます。
続きは次回となります。