離島滞在の2日目です。離島に来た目的である検品作業を終わらせて、明日にはメダンに戻りたいところですが、簡単にはスケジュール通りに事が運ばない恐れがあるということが離島らしいところです。
午前中からカフェで雑談をしてお昼になってしまいました。朝からコテージの朝食をたらふく食べてから移動とカフェの滞在だけですので、ほとんど動いていないのでお腹は空いてはいません。このまま検品作業に突入したいところではありますが、大きな骨付き肉の入ったスープが運ばれてきました。事前に工場の方がレストランに注文しておいてくれたようで、このスープが来るのを待っていたようです。
シメウル名物の水牛のスープのようです。骨は直径5㎝もあるような足のすねの部分が20cmほどの大きさでカットされた状態です。肉はほとんどなく、すでにそぎ落とされた状態で、牛筋のゼラチン質ばかりです。
スープは塩味に骨の旨味が溶け込んでいます。筋の部分が骨にこびりついているため、工場の人に渡されたカッターを使用して食べていきます。
大量の牛筋と一緒に白飯にスープをかけて食べるます。スープは問題なく普通に美味しいのですが、大量の牛筋に圧倒されて、その部分はインドネシアスタッフに食べてもらいました。
水牛スープの後に仕事の目的である検品作業を一通り実施し、大きな問題がない事が判明しほっとしました。検品作業は明日以降も継続するので一緒に来たスタッフに島にもう少し滞在してもらい、自分は明日にはメダンに戻る予定です。
メダンとシメウル島を結ぶプロペラ飛行機を運航しているウイングスエアは、毎週火曜、木曜、土曜の週3便しかありません。メダンからシメウル島に来た飛行機は折り返し、メダン行きになって戻るパターンです。
今回のシメウル島に来た曜日が木曜日です。2泊して土曜日のフライトでメダンに戻るという予定で来ていますが、ここまで来て、工場の人からぽつり、毎週土曜日発のフライトが今年になって1回も飛んでいないだよね!と爆弾発言を言います。既に前もってe-Ticketは入手済ですが、いつもフライト前日の夜に欠航のお知らせが来るというのです。もし、土曜日のフライトが欠航してしまうと翌週の火曜日のフライトまで離島に留まらなくてはいけません。この島に来るのも大変だが、帰るのも一苦労です。とにかく、夕方まで待ってみて、空港に問い合わせてくれるということになります。
いよいよ帰れるかどうかの運命の夕方になりました。仕事も終えたので、明日自分がシメウル島を去る前提で、ロブスターとカニ料理を振舞ってくれるということで、レストランに移動となりました。
夕食も非常にありがたいのですが、明日のフライトの可否がとても気になります。
シメウルのシナバン空港にフライトの可否を問い合わせてもらったところ、明日は運航予定!という返事が返ってきました。今年に入って初めての土曜日のフライトが予定されました。
シメウル島に来る乗客が多くなっているようで、予約も一定以上入っているのが要因です。インドネシアの感染状況が改善して国内移動にPCR検査や抗原検査が不要となったので、航空需要が高まっている証拠です。これで明日、島を離れられると思うとうれしくなり、ロブスターの味も格別でした。
しかし仮に運航が決まったとしても、フライト当日がちょっとでも悪天候だと欠航になってしまいますので、明日の朝メダンからシメウル島行きの飛行機が飛んだ事を確認するまでは、気を許すことはできません。
ロブスターの夕食を終え、工場の人達に別れを告げてコテージに戻ります。
わずか2日間の滞在だったのですが、のんびりとした時間も相まって1日が長くも感じました。今晩も波の音を聞きながら寝る事となり離島2日目が終了しました。
続きは次回となります。