朝一番のシティリンク便でマカッサルからバリ島へと向かい、予定よりも15分早い、朝の6時40分に到着しました。バリ島特有のさわやかな青空の下、心地よい空の旅が幕を閉じました。
早朝の到着だったため、国内線ターミナルは静寂を保ち、私たちの便からの乗客だけがその静けさに包まれていました。
この穏やかな時間帯の特権を享受しながら、荷物を迅速に受け取り、次なるステージへと進む準備を整えました。
国際線ターミナルへと続く道のりは、私一人の旅のようで、他の多くの訪問者はバリ島にその足を止めたようでした。
この瞬間、私は一人、バリ島の温かい抱擁を離れ、世界への門をくぐり抜けようとしていました。
国際線ターミナルへの移動は、長い通路とノボテルホテルを横切りながら、ひとり静かに歩みを進めました。この孤独感を背に、目的の到着口にたどり着きました。
早朝の時間帯は、通常より人の流れが少なく、国際線の到着口も静かでした。
しかし、3階の出発ロビーに足を踏み入れると、景色は一変。
バリ島の美しさと楽しさを胸に刻んだ人々で賑わっていました。
ここから、シンガポール航空のカウンターに向かい、次なるフライトの準備を始めました。10時20分発のSQ935便チェックインを済ませると、荷物を最終目的地であるクアラルンプールまで預ける手続きを完了しました。この一連の流れが驚くほどスムーズで、旅の疲れを感じさせませんでした。
出国手続きもまた、一時滞在ビザのKITASを持っているおかげで、質問一つなくスムーズに進みました。この手際の良さには感謝しかありません。
そうして、時間ができたので、朝食をとりながらゆったりと過ごせるコンコルディアラウンジへ。プライオリティパスを使ってアクセスしたこのラウンジは、アルコールを提供していないものの、朝食にふさわしい料理の品揃えが魅力的でした。
静かな環境でコーヒーを楽しみながら、ひとときの休息を得ました。
シンガポール航空への搭乗時刻が近づき、ラウンジを後にした私は、搭乗口へと向かいます。
電光掲示板を確認すると、搭乗口が3番から8番へ変更されていたことに気付きました。このような変更はインドネシアではよくあることで、確認の重要性を再認識しました。
搭乗口に到着すると、そこには長く、スマートなシルエットを持つシンガポール航空のB787-1000型機が待っていました。初めて乗るこの機体への期待感でいっぱいになりながら、搭乗手続きを済ませました。
私の座席は73K、窓側の最後尾に近い場所でした。
エコノミークラスはほぼ満席の状態で、このルートの旅客需要の高さが伺えました。
バリ島の青い空を後にし、シンガポールへの道のりに思いをはせながら、出発を待っています。