今回利用したのは、インドネシア第3の航空会社であるスリウィジャヤ航空で移動することになりました。今回はバリからマカッサルまでの搭乗記となります。
バリの玄関口である、ングラライ国際空港の国内線の入口に到着しました。
出発ロビーには多くの人々が行き交っています。
コロナ陰性証明書の検査場やチェックインカウンターにも長蛇の列ができており少なくとも国内線に関しては、かなり復活してきているのが判ります。
チェックインを済ませ、制限エリア内に向かう荷物検査もなぜか、2レーンしかなく長蛇の列に並びます。
夕方のバリ空港は、ジャカルタ行きの飛行機が連続して出発します。たまたま夕方の出発便が重なったということもありますが多くの利用客がいてびっくりしますが、ほとんどがジャカルタに移動する人のようです。
無事荷物検査も終了し、バリ空港国内線名物のお土産屋をのぞきながら抜けて出発ロビーに向かいます。早めに空港に到着しておいてよかったと、ほっとしながらまだ搭乗までは時間がありそうなので、ビンタンビールで一息つきます。
今回バリからマカッサルまではスリウィジャヤ航空で移動となりました。
記憶にも新しい、2021年1月9日にSJ182便がジャカルタ沖に墜落して乗客乗員62名の尊い命が亡くなりました。2003年に会社が発足してから死亡事故が無かった航空会社で、ライオンエアよりも安全と思っていた矢先に痛ましい航空事故が起こってしまいました。事故原因は未だに不明ということで、操縦スロットルに異常があり機体を制御できなかった可能性があるということで、当時事故機と同じボーイング737-500、400、300などが総点検を行ったということです。
マカッサル行きスリウィジャヤSJ726便の搭乗時刻となりました。機内に入り12Fの窓側の座席に到着。周りを見渡すとスリウィジャヤ航空特有の紫のシートが目に入ります。
スリウィジャヤ航空は潤沢な資金がある航空会社ではないので、ほとんどの機体が15年以上経過した中古を飛ばしているのですが、紫の座席がさらに古さを際立たせ一抹の不安がよぎります。今回のマカッサル行きの機体はボーイング737-800ということで多くの航空会社が飛ばしている機体でありますので問題ないとは思っても、信用して搭乗するしかありません。
座席は半分位の乗客で埋まりドアクローズとなりました。中央席と通路側には人が来ませんでしたので、ゆったりできそうです。座席幅が狭いので隣に人がいないのは助かります。
出発時刻となりゆっくりと移動を開始、離陸となりました。先ほどまできれいな夕陽が見えていましたが、太陽が沈み暗闇となっていました。
19時20分にバリを離陸しました。眼下にバリ島の明かりを見ながら上昇していきました。安定飛行となっても機内ではドリンクサービスもなく、座席に個人用画面などもないのでいつの間にか眠ってしまいました。バリ島での思い出を整理しながら想いにふけっていたらあっという間にマカッサルに到着しました。飛行時間は1時間となります。
無事トラブルもなく地元に戻ってきたという感じで、ほっとした途端小腹がすいてきました。
空港で名物チョト・マカッサルをいただきながら、バリの味も良かったがマカッサルの味も捨てがたいなと言いながらスパイスの効いた地元のスープで口の中を満たしバリ島旅行が終了となりました。