早朝の静かな時間にマカッサルを出発し、スラバヤ経由でジョグジャカルタへと向かいます。この旅の目的は、人気のARGO SEMERUコンパートメント車両での移動です。しかし、その前に、スラバヤへの早朝便でのフライトと、プラバヤ・バスターミナルでの興味深い体験をお伝えしたいと思います。
今回、マカッサル発4時30分、スラバヤ着5時5分のシティリンクQG353便に搭乗しました。
フライト時間は1時間35分を予定していますが、マカッサルとスラバヤには1時間の時差がありますので、到着時間が紛らわしいです。しかし、このフライトはスラバヤに最も早く到着する便となります。
冷房でひんやりした機内に乗り込み、定刻通りにマカッサル空港を出発しました。
窓の外は終始真っ暗でしたが、定刻通りスラバヤに到着しました。
スラバヤ・ジュアンダ国際空港は、朝5時から滑走路が使用できるようで、空港手前で時間調整を行い、滑走路オープンと同時に着陸しました。スラバヤのような大都市の空港が24時間運用ではないとは驚きでした。この日最初の到着便となったため、空港到着ロビーはシティリンクの乗客だけで閑散としていました。荷物受け取り場所も静かでした。
空港の外に出ると、ちょうど夜が明ける瞬間で、空がオレンジ色に染まっていました。
時刻は朝5時30分、ジョグジャカルタ行きの列車の始発駅であるスラバヤ・グベン駅までは空港からタクシーで1時間ほどです。列車出発時間は9時なので、3時間以上の余裕があります。
GRABタクシーで空港から駅までの料金を調べると、15万ルピアほどかかるようでした。
せっかく時間があるので、バスで市内まで移動できるか試してみることにしました。空港の出口付近にダムリバスが停まっていたので、窓口で確認すると、プラバヤ・バスターミナルまで行くバスでした。
料金は35万ルピアです。バスは誰も乗っておらず、出発時間も不明でしたが、次第に乗客が集まり、10人ほどが乗り込んだところで5時45分に空港を出発しました。
だんだん夜が明けて明るくなり、20分ほどの乗車でプラバヤ・バスターミナルに到着しました。
プラバヤ・バスターミナル(Terminal Purabaya)、またはブングラシ・バスターミナルとも言うそうでスラバヤ市の郊外に位置する主要なバスターミナルになります。
開業は1991年3月でスラバヤ市政府が管理しています。プラバヤ・バスターミナルは、スラバヤ市とその周辺地域を結ぶ主要な交通ハブであり、高速道路に近い場所にあり、ジャカルタを始めジャワ島全域へのバスサービスを提供しています。
ターミナルにはさまざまな食事を提供する売店が複数あります。売店を見ているだけで楽しくなりますが、これから乗車する列車でも食事が提供されるはずなので、食事するのは見送りました。
長距離バスがメインのようですが、市内へのアクセスは、スロボヨ・バスがあります。
最新のバスで清潔でエアコンが効いており、電子マネーで支払いをするのですが、朝の時間帯で混雑していて、乗車するのをやめました。よく調べると、スロボヨ・バスはグベン駅には行かないため、途中で降りてタクシーを利用する必要があるのがわかったので、バスターミナルから直接グベン駅までタクシーで移動することにしました。
バスターミナル自体はとてもおもしろかったので、今後バスを使った旅などを検討したいと思います。グベン駅までタクシーで30分ほど移動して、いよいよ、列車の旅がスタートします。