インドネシア政府は、ジャワ島・バリ島発着の飛行機搭乗に、抗原スワブ検査での搭乗を認めると発表しました。これまでは、PCR検査の陰性証明書の提示が必要としたばかりで、移動に混乱が生じていましたが、今回も政府の場当たり的な変更となってしまいました。
今回の発表で、ジャワ島バリ島発着に飛行機搭乗の条件に、PCR検査は必要なくなりました。検査結果がすぐわかり、値段も安い抗原スワブ検査にて乗ることができるとなりました。
先週1週間は飛行機搭乗にPCR検査が必要と急に変更となって乗客が混乱していました。
PCR検査の陰性証明書の有効期間を採取から搭乗まで2×24時間を3×24時間に延長や、1回の検査料も49万5千ルピアから27万5千ルピアに下げたばかりでしたが、今回またまた変更となりました。
PCR検査の値段が下がっても抗原検査の方がさらに安く(85,000ルピア位)インドネシア国内移動する乗客から不満が出ていました。
特にバリ島では、先週のバリ島到着の国内線搭乗者が、PCR検査が必要となったのを受け9%減少してしまったとのことです。
バリ島としては、先月国際線を開放し外国人受け入れをしている状態なのに、国内旅行客も高額なPCR検査のためにバリ島入島を拒んでしまうと、観光再開に水を差す政策であると非難がでていました。
インドネシア政府の特徴として、まず一番厳しい状態の規則にしてみて、1週間位周りの反応を見て、規則を継続したり、緩めたりする方法をします。
一気に、明日からこうなります!といった規則が出ますが、住民や周りの国などの反対や改善要求が出ると、急に規則を変更するといった、まずは様子を見てみるといった形で進めていきます。
例えば、規則を知らない状態で当日空港に行くと、今日から政府の規則が変更となったからと、予定を変更しなければならないことも多く、ニュースなどで情報を得ていないと、とんでもないことが起こります。
この朝礼暮改の変更に慣れないと、移行期間もなく明日から実行という規則が多く、特に、コロナ関連の規則の変更は頻繁に起こります。
情報に敏感なインドネシア人を仲間にしておくと、こんな規則変更にも慌てなくて済みますね。