インドネシアには、日本と同じように豆腐を食べる習慣があります。インドネシアで豆腐のことを「タフ(Tafu)」と言います。「とうふ」と呼び方が似ています。インドネシアのタフをご紹介したいと思います。
豆腐は食べやすくてタンパク質が多く含まれていて健康に良い食べ物なので毎日食べたい食品です。インドネシアにもタフ(Tafu)という名前で、豆腐をよく食べます。豆腐は色々な食事の場面で出てきますので、インドネシアに来ると豆腐を食べる機会が多くなります。日本では豆腐は白いものがほとんどですが、インドネシアでは白色だけでなく黄色の豆腐もよく見かけます。
インドネシアの豆腐であるタフは、日本の豆腐と一緒で中国から伝わった食べ物であり、大豆の汁から作られます。日本を豆腐を固めるのに「にがり(苦汁)」を使うことが一般的ですが、インドネシアではお酢を使うことが多く、そのまま食べようとすると少し酸っぱい味がします。また、日本の豆腐は絹ごしなど柔らかいイメージがありますが、インドネシアの豆腐は、けっこう硬めに作られています。そのまま食べるというより、焼いたり揚げたりすることが多いためです。酸っぱい味も揚げたりすると消えて食べやすくなります。
揚げた豆腐としては、ジャワ島のバンドンの近くのスメダンという街の豆腐が有名です。揚げた豆腐は、サンバルソースとよく合います。
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インドネシアのスーパーに行くとチューブ型の豆腐をよく見かけます。コンキー・タフ・ジェプン(KONG KEE TAFU JEPUN)です。パッケージにおもいっきり日本語で「とうふ」と書かれています。低温殺菌されているようで、冷蔵庫で長期保存ができる優れものです。値段も1本250gで8,000ルピア(約70円)とお安く買うことができます。「とうふ」と名乗っているので、さぞかし美味しいのだろうと思い一度買って食べてみることにしました。
チューブの真ん中に切り込み線があり、包丁で切ってから中身を出します。袋から出すと円柱の豆腐が出てきます。
四角の豆腐を見慣れているせいか、かない違和感がありますが、日本の絹ごし豆腐並にやわらかいく仕上がっています。
そのまま食べてみると、多少癖はありますが醤油をかければ、冷奴になる感じで食べることができます。薬味があればなおさら美味しく食べられそうです。
チューブに入っていると小さく見えますが250g入っていますので、なかなかのボリュームです。半分はそのまま食べて、残りは味噌汁に入れてみます。柔らかいので、味噌汁やスープにとても合います。インドネシアでの自炊メニューに1品加わりました。
インドネシアのスーパーでコンキー・タフを見かけたら、試してみてはいかがでしょうか。