インドネシア政府は2024年の祝祭日を発表しました。年間の祝祭日は全部で17日間と祝日前後に設定する有給休暇消化日10日間が決まりました。
インドネシア政府は9月12日に、労働相、宗教相、国家機関強化・官僚改革相の3大臣による通達を発表しました。
特に注目されたのはイスラム教の断食明けの大祭(レバラン)休暇です。2024年は4月10日と11日に設定され、前後の4日間(4月8日、9日、12日、15日)は有給休暇消化日となりました。これにより4月6日(土)から4月15日(月)までの10連休が実現しました。過去5年間で最長の連休となります。
断食明け大祭以外でも、土日を含む4連休が頻発します。特徴的なのは2月から6月まで毎月連休が設定されていることです。
・2月4連休 ムハンマド昇天祭、春節 2月8日(木)から2月11日(日)
・3月4連休 ヒンドゥ正月(ニュピ) 3月9日(土)から3月12日(火)
・4月10連休 断食開け大祭(レバラン)4月6日(土)から4月15日(月)
・5月4連休×2 キリスト昇天祭 5月9日(木)から5月12日(日)
ブッダ生誕祭 5月23日(木)から5月26日(日)
・6月4連休 犠牲祭 6月15日(土)から6月18日(火)
日本人は休みを取りにくいとされ、有給休暇も消化しきれないと言われていますが、日本の2024年の祝日数は16日間で、振替休日が5日間あり、合計で21日間です。これは意外と多いのですが、インドネシアは祝日が17日間に加え、有給一斉消化日が10日間あり、合計で27日間もあります。
インドネシアは多民族国家で、国全体の90%以上がイスラム教を信仰していますが、仏教、ヒンドゥ教、キリスト教を信仰する人々もいます。各宗教にはそれぞれ特定の祝日があり、これら全てを祝日としているため、祝日が非常に多くなります。しかしこれには一つ問題があり、それは各宗教の暦が異なるため、祝日の日付が毎年変わってしまうことです。
インドネシアへ出張する際には、企業や政府機関が祝祭日に休むことから、商談やミーティングが困難になります。事前に祝祭日をカレンダーに登録しておくことをお勧めします。
以下のリストに、2024年のインドネシアの祝祭日を挙げました。