中部ジャワ横断の旅で、ジョグジャカルタからスラカルタに到着しました。観光の前にソロの中心部にあるザ・ロイヤル・スラカルタ・ヘリテージ(The Royal Surakarta Heritage)ホテルに宿泊することになりました。
ジョグジャカルタの歴史的な雰囲気を後にし、特急列車サンチャカ号に揺られて、約1時間の旅路を経てスラカルタ・バラパン駅に到着しました。
鉄道の旅はあっという間でしたが、移動中もジャワの風景が目の前に広がり、その美しさに魅了されました。
スラカルタ(Surakarta)は、中部ジャワ州でスマランに次ぐ人口の多い街として知られます。ジャワ島中部を支配したマタラム王国は1745年にソロ(Solo)へ王都を遷し、街の名前をスラカルタに改称しました。1749年に王家が分裂し、スラカルタ(ススフナン家)とジョグジャカルタ(スルタン家)に王国が二つに分かれましたが、スラカルタとジョグジャカルタの王国の分裂はジャワの歴史の中でも重要な出来事とされ、今でも両都市はそれぞれの独自の宮廷文化を持ち続けています。スラカルタは宮廷文化の中心地として栄え、現代においてもジャワの伝統文化の中心地の一つとなっています。
バラパン駅からGRABタクシーに乗って、市内中心部に位置する5つ星ホテル、ザ・ロイヤル・スラカルタ・ヘリテージに宿泊しました。
こちらはアコー系列の最上級ブランドである「MGallery by Sofitel」の一部で、その名の通り、スラカルタのヘリテージを体感できるホテルです。マンクヌガラン王宮やカスナナン王宮、歴史あるクレウェル市場、中央格安市場(PGS)近くのメインストリート、スラメ・リヤディ通り沿いにあり、観光に非常に便利な立地となっています。
ホテルの入り口を一歩足を踏み入れると、まるで美術館のような空間が広がっています。
調度品から壁のデザインに至るまで、ホテル内は芸術性の高い内装で統一されています。
アンティークのソファやキャビネット、繊細な彫刻が施されたテーブルなど、ロビーに並ぶ調度品は一見の価値があります。
チェックイン後、客室へと向かいました。
中央が吹き抜けになっており、絵画や置物の展示品が飾られた廊下が続いています。
部屋に入ると、広い空間に2つのベッドがあり、壁一面に大きな棚とデスクが配置されていました。デスクにはマルチコンセントが備えられており、日本のコンセントも利用できます。
完備されたバスルームもあり、ゆったりとくつろぐことができます。
ザ・ロイヤル・スラカルタ・ヘリテージからスタートし、スラカルタの魅力あるスポットを訪れる旅の様子をお届けします。