【インドネシア渡航】トモホンの奇食市場!(閲覧注意)
北スラウェシ州マナド市から南に向かって車で1時間あまり移動した先に高原都市トモホン市があります。トモホン市は奇食文化があることで知られています。インドネシアの各都市の市場を訪問してきましたが、トモホン市場で衝撃の光景を目の当たりにすることになりました。(刺激が強い内容と写真がありますので閲覧する場合は覚悟してください)
トモホン
マナド市から約25Km南にある山に囲まれた高原地帯にトモホン市があります。この地方はトンダノ湖周辺のミナハサ地方と呼ばれています。トモホン市のどこにいても、火山活動が活発なロコン山(標高1580m)を見ることができます。
ロコン山は度々噴火を続けている活火山で火山灰による影響で市民生活を脅かすこともありますが、トモホン市民は守り神として崇敬されている山です。火山活動が活発なため、トモホン各地で温泉が湧くらしく、各地にスパ施設が建設されています。今回は時間がなく温泉に入る事はできませんでしたが、地元の人たちの憩いの場所になっているそうです。
トモホン市場
トモホン市の中心部にある伝統市場(パサール)に行くことになりました。食に携わる仕事柄か各地のパサール訪問は恒例行事となっています。
午後の遅い時間に市場に到着したので、売れきれたのか買い物客が少なく売り手の人もほとんどが店じまいしている状況でしたが逆にゆっくりと市場散策することができました。
インドネシアのほとんどの市場は、野菜売り場、肉売り場、魚売り場と別れているのですが、トモホン市場は魚や肉や野菜が混在しているようです。
なんだ、普通のパサールと変わらないと思いながら肉売り場を見てみると、衝撃的な姿を見ることになりました。
独特の食文化
トモホン市場は珍しい動物の肉が売られていることで知られています。外国人観光客の多くが珍しい肉を見にやってくる観光ルートとなっていて、パサール・エクストリーム・トモホン(過激トモホン市場)と呼ばれています。ミナハサ地方独特の食文化である、蛇、ネズミ、犬などが丸焼きになって並んでいます。山間部で農業を営む人々が伝統的な罠を仕掛けて捕らえるそうです。
以下、過激な写真が含まれますので、閲覧したくない方は見ないことをおすすめします。
閲覧注意
最初に出会ったのが豚肉です。肉が無造作に切り分けられています。
頭の部分がそのまま残されていますが、この光景はバリ島のバビグリン(豚の丸焼き)を見ているので、さほど衝撃度は少ないです。
市場の奥に入るとなにやら、大きな胴体が吊り下げられています。
最初は暗くて良く見えなかったのですが、近づくと体長3mはあろうかの大蛇となります。
すでに半分に切り裂かれ内蔵などは取り除かれていて、一部は切り身になっています。
聞く所によるとたんぱくな味で鶏肉のような風味と言われていますが、この姿を見たら食欲はわきません。となりに大蛇の頭の部分が置かれていて、舌がでています。写真を撮影するだけでも身震いします。
市場のスタッフがなにやらバーナーで肉を炙っています。こちらも暗くて良く見えませんでしたが、獣肉の毛をバーナーの火で焼いているそうです。
嫌な予感しかしません。
なにやら丸焦げになっている丸焼きが目に入りました。なんとネズミです。今にも動きそうな姿のまま真っ黒に焼かれて並んでいます。
その隣には犬が同様の姿で並んでいます。こちらも真っ黒焦げですが、どう見ても犬です。マナド人は犬を食べるとは聞いていましたが、このような姿で市場に並んでいるとは衝撃的でもう言葉も出ません。
犬が売れている隣には、檻に入った犬達が入れられています。まだ生きていて足が震えている姿を見た時には、もう限界で涙がでました。
これ以上は見ていられない、市場を出ようと立ち去りました。
市場で売られ、地元の人たちの栄養源となっていることを考えると、食べるなとも言えないのですが、トモホン市場では買い物はしたくないと思ってしまいました。
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