シンジャイには、トンケトンケ・マングローブというインドネシアでも最大規模のマングローブの森があります。
マングローブの森の中は外の暑さとは違い、ひんやりとしておりデトックス効果で気分が良くなりました。立派な遊歩道が整備されているのでマングローブを間近でゆっくりと見ることができます。
本日は、インドネシアのマングローブをご紹介します。
マングローブは、熱帯・亜熱帯地域の海岸や河口部などの淡水と海水の混ざり合うところ(汽水域)に生育している植物の総称です。
マングローブが生えている場所の土壌、塩分濃度、気温、冠水時間などの環境条件によって生えている樹種や大きさも異なるそうで、シンジャイのマングローブの森は樹高30mを超える密林となっています。
インドネシアに住む人々にとって、マングローブは日々の暮らしに欠かせない大切な存在です。マングローブの木は、炊事をするための薪や、家を建てる材料や家畜のえさとして利用されています。マングローブの下には、魚や貝、カニなどが捕れますので、沿岸の人々の日常生活と深く結びついているのです。
マングローブの森が減少しているというニュースをよく耳にします。
マングローブには、たくさんの二酸化炭素を取り込み、大気中の二酸化炭素を減らし、地球温暖化の進行を食い止めることにつながるそうです。
また、マングローブの森は津波や高波、防風などを減少させる効果があるので、防災にも役にたっています。インドネシアでは、地震が多いのでマングローブのおかげで命が助けられたという話です。
マングローブも森が伐採され、えびの養殖場になるなどインドネシアでも年々面積が減っているようです。
マングローブの森を抜けると、海に出るのですが遊歩道は海上までせり出していますので、マングローブの全体像や、広がりを海の上からも鑑賞できます。海風がさわやかですし、遠くには、9つの島(スンビラン島)も見る事ができます。
シンジャイ中心部から車で、20分ほどで到着することができます。
1人5,000ルピアと激安です。駐車場も1台7,000ルピアです。
マングローブの森にいると、なにか清々しい気分になり心が研ぎ澄まされた感じになりました。心も穏やかになり気分が良くなる効果があるのでしょう。日々の生活や仕事で心身ともに疲れ切ってしまっているときは自然に触れることが解決の一歩となるのでしょう。
自然にはデトックス効果や気力をチャージする力があるので、心身ともに元気になりました。